長崎市立出津小学校

長崎市立出津小学校の概要

長崎市立出津小学校（ながさきしりつ しつしょうがっこう）は、長崎県長崎市に位置した公立小学校で、1874年に設立されました。2016年に閉校するまで、135年以上にわたり地域の教育に寄与してきました。校訓は「心豊かに たくましく 生き生きと学ぶ児童の育成」でした。

歴史の始まり

出津小学校の起源は1874年（明治7年）にさかのぼります。初めに「出津小学校」として開校し、その後数々の変遷を経て成長していきました。1985年には独立した校舎が完成し、1889年の小学校令の改正に伴い、「尋常出津小学校」と改名されました。歴史の中で合併や改称が繰り返され、出津小学校自体も成長を続けていきました。

校章と校歌

校章はシンプルで、中央に「小」の文字が描かれています。校歌は富永博によって作詞・作曲され、歌詞には「出津小学校」という名称が各番に含まれています。

校区と地域

出津小学校は、長崎市の西出津町、東出津町、新牧野町、赤首町を含む地域に設置されていました。生徒たちは地域の文化や歴史を学びながら成長しました。中学校は長崎市立黒崎中学校へ進学するルートでした。

沿革

出津小学校の歴史は複雑で、多くの名称変更や合併があります。1947年に学制改革が行われ、初等科が設置されるなど、近代的な教育システムが導入されました。1955年には外海村の発足に伴い、「外海村立黒崎小学校」と改称。その後、1960年には外海町立クロ崎小学校と改名されました。

1965年には新校舎が完成し、外海町立出津小学校に名称変更。完全給食の開始やプールの設置など、教育環境の整備にも力を入れました。

閉校とその後

長崎市が外海町を編入したことにより、2016年には「長崎市立出津小学校」となり、同年3月31日に黒崎東小学校に統合される形で閉校しました。この際には多くの地域住民が見守る中、閉校式が行われました。

閉校後は、跡地に新設される長崎市立外海中学校の校舎が建設されています。地域の教育の場は次の世代へと引き継がれることになりました。

交通アクセス

出津小学校への交通手段については、長崎バスの「出津」バス停が最寄りで、コミュニティバスも通行します。周辺にはカトリック出津教会やド・ロ神父博物館、長崎市外海歴史民俗資料館などが位置しており、地域の歴史を感じられるスポットが点在しています。

様々な思い出

出津小学校に通った多くの生徒たちは、友情や学びの思い出を持って卒業していきました。著名な出身者としては、バレーボール選手の永間香奈子がいます。このような人材を育て上げた出津小学校は、地域に多大な影響を与え続けてきました。

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