長崎市立外海中学校

長崎市立外海中学校の概要

長崎市立外海中学校（ながさきしりつ そとめちゅうがっこう）は、長崎県長崎市の西出津町に位置する公立の中学校です。この学校は、2019年4月に長崎市立黒崎中学校が流れを汲み、旧・長崎市立出津小学校の跡地に新しい校舎が建設され、その際に改名されました。

校訓と校章

この中学校の校訓は「自主・協調・創造」です。これは生徒が自ら考えて行動し、他者と協力しながら新しいことを生み出す力を育むことを目的としています。また、校章は羽ばたく翼のデザインに「中」の文字が組み合わさったもので、その中央には「外海」という文字が縦書きで配置されています。この校章は、生徒たちの未来への飛躍を象徴しています。

校歌について

校歌のタイトルは「光る外海のうみ」であり、作詞は上奥まいこ、作曲は伊藤心太郎によります。この歌は4番まであり、最終的には「外海中学校」という校名が登場します。校歌は地域愛や学校への誇りを育む役割を果たしています。

校区と進学先

長崎市立外海中学校の校区は、長崎市立外海黒崎小学校と長崎市立神浦小学校です。生徒はこれらの小学校から進学し、地域に密着した教育を受けます。

歴史を振り返る

長崎市立外海中学校は、1947年（昭和22年）の学制改革に伴い、黒崎村立黒崎中学校として開校しました。2012年に創立65周年を迎え、その後も様々な発展を遂げてきました。校歌は初代校長である田中熊六によって作詞され、長沼藤一が作曲を手掛けましたが、初代の校名は登場しません。

1970年代にかけて体育館の建設や特殊学級の設置など、学習環境の整備が進められ、2011年には公共下水道への切替工事も完了しました。2015年には長崎市立神浦中学校が統合され、さらなる発展を遂げました。

移転と新設

2019年の4月、長崎市立黒崎中学校が閉校し、新たに長崎市立外海中学校が新設されました。この移転により、地域における中学校の数は1校となります。新校舎は旧出津小の跡地に建てられ、校章や校歌も新たに制定されました。

交通アクセス

長崎市立外海中学校へのアクセスは、最寄りのバス停として長崎自動車（長崎バス）やさいかい交通の「出津」バス停が便利です。また、長崎市コミュニティバス外海線に乗れば「外海中学校前」で下車することができます。周囲には国道202号線も通っており、交通の便も良好です。

周辺環境

周辺には、カトリック出津教会や長崎市外海子ども博物館、出津愛児園など、地域に密着した施設が点在しています。これらの施設は、地域住民との連携や交流の場としても利用されています。

このように、長崎市立外海中学校は丹念に育まれた歴史と地域との深い結びつきの中で、教育活動を続けている学校です。

もう一度検索