長崎県立島原工業高等学校

長崎県立島原工業高等学校

長崎県立島原工業高等学校は、長崎県島原市に位置する公立の工業高等学校です。この学校は、1963年に創立され、2013年には50周年を迎えました。創立当初から技術者の育成を目的としており、地域の工業発展に寄与することを目指しています。

概要

学校の設置課程には全日制課程があり、学生はCAD、NC工作機械、ロボット、コンピューターなどの先進的な実習設備を利用して、工業技術の基礎を学びます。特に、2016年度には機械システム科、電気電子科、建築技術科の3つの新しい学科が設立され、より多様な技術教育が行われています。校訓は「剛・創・和」であり、これに基づいた教育が実施されています。

沿革

創立から現在まで

• - 1963年4月: 長崎県立島原工業高等学校が開校し、機械科・電子工学科・建築科を設置しました。各科には2クラスが開設され、初めての学生が入学しました。
• - 1991年: 新たに電子機械科と情報技術科が設置され、教育課程が拡充されました。
• - 1993年: 創立30周年の記念式典が開催されました。
• - 2003年: 創立40周年を祝う式典が行われ、これまでの歴史を振り返りました。
• - 2005年: 電気科が新設され、技術教育の選択肢が増えました。
• - 2006年: 機械科と電子機械科の新実習棟が完成し、学習環境がさらに充実しました。
• - 2007年: 電子工学科と情報技術科が閉科となりましたが、新たに電気科の実習棟が完成しました。
• - 2008年: 建築科専用の新実習棟が完成し、学ぶ環境が整いました。
• - 2016年: 学科の改編により、機械システム科、電気電子科、建築技術科が設立されました。これにより、より専門的な技術教育が可能になりました。
• - 2018年: 機械科、建築科、電子機械科、電気科が廃止され、現在の科目に統合される形となりました。

校章と校歌

校章は中央に「高」という文字がデザインされており、校歌は作詞が宮崎康平、作曲が古関裕而によるもので、全3番から構成されています。校名は歌詞には含まれていませんが、歌は学校の精神や誇りを表現しています。

部活動と交通アクセス

学校では多様な部活動が行われており、学生たちは学業以外にも様々な経験を積むことができます。

最寄り駅は島原鉄道の「島原駅」で、周辺にはバスの「工業高校前」停留所もあり、アクセスも便利です。 また、学校の近くには島原市役所や島原城などの名所が点在しています。

著名な出身者

この学校からは、いくつかの著名な卒業生が輩出されています。元プロ野球選手の林田堅吾や、元サッカー選手の横山正文、元レスリング選手の宮原照彦など、各分野で活躍する人材がいます。

長崎県立島原工業高等学校は、これからも地域の技術者の育成を通じて、工業の発展に寄与することを目指し、教育を続けていくことでしょう。

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