長田義明

長田義明 (ながた よしあき)

プロフィール

長田義明は、1934年11月19日に生まれ、2013年1月14日に亡くなった日本の政治家です。大阪府出身で、大阪府議会議員を6期務め、第106代大阪府議会議長も務めました。政治家としてのキャリアの大部分を自由民主党に所属して活動しました。

経歴

長田は、関西大学法学部を卒業後、日立造船株式会社に入社し、サラリーマンとして勤務しました。その後、政治の世界に転身し、1983年に大阪市会議員に初当選。1期務めた後、1987年には大阪府議会議員に当選し、以降6期にわたり府議を務めました。

府議会議員としては、警察常任委員長、地球環境問題調査特別委員長、文教常任委員長などを歴任。また、自由民主党大阪府議会議員団副幹事長、大阪府監査委員なども務めました。

2010年5月には大阪府議会議長に就任しましたが、2011年に発生した東日本大震災に関する不適切な発言が原因で、2011年3月23日に自民党大阪府議団から除団処分を受けました。その後、自民党大阪府連から府議会議員選挙での公認を取り消され、府議会議長を辞職しました。

2011年4月には、無所属で府議会議員選挙に立候補しましたが落選。同年4月29日に任期満了で府議会議員を退任しました。2013年1月14日、心不全のため大阪市内の病院で死去しました。

東日本大震災に関する舌禍事件

長田は、大阪府議会議長在任中の2011年3月20日、自身の事務所開所式において、東日本大震災について「大阪にとって天の恵み」と発言しました。この発言は、橋下徹大阪府知事が提唱する大阪南港の咲洲庁舎への府庁全面移転に反対していた長田が、地震で咲洲庁舎が損傷したことを受けて、防災拠点としての適性を疑問視したことが背景にありました。しかし、この発言は被災者や多くの人々から強い批判を浴びました。

翌21日、長田は発言の不適切さを謝罪しましたが、3月23日には自民党大阪府議団から除団処分を受け、大阪府議会議員選挙の公認も取り消されました。さらに、議長辞職を勧告されたことを受け、長田は議長を辞任する意向を表明しました。

長田は、一連の批判に対し、自身の発言がメディアによって誤解されていると主張しました。4月10日の大阪府議会選挙には、無所属で出馬しましたが落選しました。

その他

長田は、大阪府議会議員として、地域の発展と住民福祉の向上に尽力しました。特に、教育問題や環境問題に関心を寄せ、積極的に政策提言を行いました。また、東日本大震災に関する発言は大きな批判を浴びましたが、長田自身の政治活動や信念は、多くの人々に影響を与えました。

外部リンク

大阪府議会議員 長田義明オフィシャルサイト

関連項目

大阪府咲洲庁舎
大阪府議会
大阪市会

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