長男の嫁 オリジナル ドラマ・トラックス
『
長男の嫁 オリジナル ドラマ・トラックス』は、日本の音楽グループ
DREAMS COME TRUEに属する
中村正人が製作した
サウンドトラックです。この作品は、TBS系で放送されたドラマ「
長男の嫁」に基づいており、
1994年5月21日にEpic/Sony Recordsから発表されました。
概要
特筆すべきは、収録されている楽曲の中に
中村正人が主なボーカルを担当しているトラックが含まれている点です。これに伴い、全てのトラックにおいて
吉田美和がバックボーカルとして参加しています。
中村正人名義の楽曲が揃っているため、彼の音楽スタイルを全面的に楽しむことができます。ただし、ドラマの主題歌であるドリームズ・カム・トゥルーの「
WHEREVER YOU ARE」はボーカル入りのトラックとしては収録されていませんが、リリースの約1か月前にシングルとしてすでに発売されています。
また、ジャケットデザインやブックレットも前年に発表されたドリカムの
アルバム「MAGIC」とよく似ており、視覚的な統一感があります。特にジャケットにおいては、ドラマに登場するキャラクターの人形が
中村正人や
吉田美和、西川貴教に置き換わるなど、制作における遊び心が感じられます。
ドラマ自体は続編である「
長男の嫁2~実家天国」も製作され、その主題歌にはドリカムの「ROMANCE」が使用されましたが、続編の
サウンドトラックはリリースされませんでした。
収録曲
この
サウンドトラックにはいくつか特徴的な楽曲が収録されています。以下にその一部を紹介します:
- この曲はラジオ『
中村正人のKDD Sunday Network』のオープニングテーマで、タイトルは番組が15時にスタートしていたことに由来しています。
- この曲は
1994年8月12日放送の「
ミュージックステーション」で披露され、
タモリとの共演も話題になりました。
スタッフ
本作の制作には多くの才能が寄与しています。作詞は観音崎すみれ(3,5,7,9)や
吉田美和(6)などが手掛け、MIKE PELA(6)も参加しています。観音崎すみれの正体は
吉田美和であることが、写真を用いたセクレト的な演出で巧妙に示されています。
作曲は
中村正人が主に担当し、特に曲1,2,4~10が彼によるものです。一方、
吉田美和は曲3の作曲にも名を連ねています。
編曲については、明石敏子が多くのトラックでアレンジを手掛け、
中村正人自身もいくつかの楽曲の編曲に携わっています。音楽の専門化が集結し、ドラマの感情を深く表現した作品であることが伺えます。
この
サウンドトラックは、ドラマのファンのみならず、
DREAMS COME TRUEの音楽を愛する人々にとっても価値のある一枚と言えるでしょう。