長谷部成彦

長谷部 成彦

長谷部 成彦（はせべ なるひこ）氏は、1983年8月9日生まれ、広島県三次市出身の日本の俳優、モデル、脚本家です。多岐にわたる活動を展開しており、現在は俳優業と並行してシナリオセンターの講師も務めています。

来歴

幼少期を過ごした広島県三次市で育ち、広島県立三次高等学校を卒業後、奈良大学に進学。大学卒業を機に上京し、本格的に俳優としてのキャリアをスタートさせました。俳優の道を志すきっかけとなったのは、松田優作主演のテレビドラマ『探偵物語』に強い感銘を受けたことにあると言われています。上京後は主に舞台作品で経験を積みながら、活躍の場をテレビドラマや映画へと広げていきました。

人物

学生時代は、野球、剣道、ボクシングと複数のスポーツを経験しており、文武両道の一面を持ちます。また、非常に熱心な学習者であり、大学時代に多種多様な資格を取得しています。奈良大学在学中に中学校教諭一種免許状（社会科）、高校教諭一種免許状（地理歴史）、学校図書館司書教諭の資格を取得。さらに、玉川大学教育学部においても学び、高校教諭一種免許状（公民）を取得しています。教育関連の資格だけでなく、実用的な資格も取得しており、調理師免許や宅地建物取引士の資格も保有しています。これらの幅広い知識と経験は、俳優や脚本家としての表現の幅にも繋がっていると考えられます。

主な活動

長谷部氏は俳優として、数多くの舞台や映像作品に出演しています。活動初期から舞台を中心に活躍し、『Kitchen=ハル』や『宿命〜諸説 島原の乱〜』、『tropic』（紀伊国屋ホール）などの作品で存在感を示しました。映像作品では、映画『ROOKIES』や『ＨｉＧＨ＆ＬＯＷ　ＴＨＥ　ＷＯＲＳＴ』、近年では『ザ・オーディション』などに出演。テレビドラマでもNHK連続テレビ小説『花子とアン』や『タイムスクープハンター』、テレビ朝日『BORDER』、『刑事7人』、日本テレビ『卒業式に、神谷詩子がいない』など、様々な作品に出演しています。また、ウェブテレビやTVCMにも出演経験があります。

俳優活動に加え、脚本家としても才能を発揮しています。映画『スリーアウト』ホームラン篇の脚本を手がけたほか、舞台では『福笑』、『スカートの中は苺パンツ』、『タクシードライバー』（主演：モロ師岡）といった作品を執筆。テレビドラマでは、北陸放送の『いしかわ短編映画三部作』として3年連続で脚本を担当しています。さらに、ウェブドラマ『オンラインシネマ「GIFT〜しあわせのカタチ〜」』の脚本も手がけるなど、映像から舞台まで幅広いジャンルで脚本家としても精力的に活動しています。

現在は、これらの俳優、脚本家としての経験を活かし、シナリオセンターの講師としても後進の指導にあたっています。

出演・脚本リスト（一部）

舞台

Kitchen=ハル（2009年）
宿命〜諸説 島原の乱〜（2009年）- 徳川家光 役
triage（2009年）- 主演：秋原幸太 役
岡と土岐（2010年）- 足利義昭 役
tropic（2011年）

映画

ROOKIES（2009年）
さらば、ダイヤモンド（2018年）
ＨｉＧＨ＆ＬＯＷ　ＴＨＥ　ＷＯＲＳＴ（2019年）
ザ・オーディション（2022年）

テレビドラマ

ディロン〜運命の犬ふたたび〜（2008年、NHK）
タイムスクープハンター シーズン6（2014年、NHK）
花子とアン（2014年、NHK）
BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係（2014年、テレビ朝日）
刑事7人 第2シリーズ　第1話（2016年、テレビ朝日）
仮面ライダービルド 第12話（2017年、テレビ朝日）
卒業式に、神谷詩子がいない（2022年、日テレ）

脚本作品

映画「スリーアウト」ホームラン篇（2019年）
舞台「タクシードライバー」（2019年）
テレビドラマ「いしかわ短編映画三部作」（2020年〜2021年、北陸放送）
ウェブドラマ「オンラインシネマ「GIFT〜しあわせのカタチ〜」」（2020年、ABEMA）

外部リンク

* 旅の途中で〜ドン HASEBE～ - Ameba Blog

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