長野県医師会

一般社団法人長野県医師会

一般社団法人長野県医師会（いっぱんしゃだんほうじんながのけんいしかい、英称 Nagano Medical Association）は、昭和22年（1947年）に組織された、長野県に勤務または居住する医師によって構成される専門家団体です。本会は、県民の健康と福祉の向上に寄与することを主たる目的として掲げ、地域医療の充実・発展、医学および医療技術の振興、医道の高揚、そして会員である医師の資質向上と福利厚生の支援など、多岐にわたる事業を展開しています。

組織概要

本会の本部事務所は、長野県長野市三輪田町1316番地9に所在しています。組織運営においては、会員の代表として役員会が設置されており、現在の主要な役員は以下の通りです。

会長：大西 雄太郎
副会長：佐々木 治夫
副会長：五味 茂喜

これらの役員は、会の運営方針を決定し、様々な活動を推進する責任を担っています。

沿革

長野県医師会の歴史は、戦後の混乱期を経て、県内の医療体制を再建・強化する必要が高まった1947年に設立されたことに始まります。設立以来、社会情勢や医療制度の変化に対応しながら、長年にわたり長野県の医療基盤の整備と発展に貢献してきました。

地域組織との連携

長野県医師会は、県内各地に組織されている郡市医師会と密接に連携を取りながら活動を行っています。これにより、地域ごとの医療ニーズに対応したきめ細やかな活動を展開することが可能となっています。長野県内に存在する主な郡市医師会は以下の通りです。

長野市医師会
松本市医師会
上田市医師会
岡谷市医師会
諏訪市医師会
安曇野市医師会
諏訪郡医師会
佐久医師会
小県医師会
上伊那医師会
飯田医師会
木曽医師会
塩筑医師会
大北医師会
更級医師会
千曲医師会
須高医師会
中高医師会
上水内医師会
飯水医師会
小諸北佐久医師会

これらの地域医師会は、それぞれの管轄区域における医療提供体制の中心的な役割を担い、休日夜間診療、予防接種、健康診断などの公衆衛生事業や、学校医活動、産業医活動などを通じて、地域住民の健康を支えています。

活動内容（一般的な役割に基づく推定）

長野県医師会は、会員の学術・技術向上のための研修会や講演会の開催、医療情報の提供、医療安全対策の推進に取り組んでいます。また、県や市町村などの行政機関と連携し、地域医療計画への協力、救急医療体制の支援、へき地医療への対応など、公的な医療施策の推進にも深く関与しています。さらに、県民に対して健康に関する正しい知識を普及啓発するための活動や、病気の予防、早期発見に向けた啓発活動なども行っていると考えられます。医師の働き方改革への対応や、多様化する医療ニーズへの対応も、今後の重要な課題として取り組んでいく分野と言えるでしょう。

関連組織

長野県医師会は、全国組織である日本医師会の都道府県医師会の一つとして位置づけられています。日本医師会は国の医療政策全般に関わる活動を行っており、長野県医師会はこれと連携しながら、県における医療課題に関する提言や意見具申を行っています。また、医療行政を所管する厚生労働省や、医療政策への政治的な働きかけを行う日本医師連盟とも関係を有し、医療を取り巻く様々な課題に対して、組織的な対応を図っています。

長野県医師会は、これらの活動を通じて、県内の医療水準の維持・向上と、県民の健康増進に貢献し続けています。詳細な活動内容や情報は、公式サイトでも確認することができます。

長野県医師会公式サイト

もう一度検索