長野県塩尻志学館高等学校

長野県塩尻志学館高等学校

長野県塩尻市にある公立高等学校で、1911年に創立された農学校を起源としています。学校名は、孔子の論語にある「吾十有五而志于学」に由来し、学問への志を重んじる教育理念が込められています。

概要

2000年には、長野県で初めてとなる総合学科を設置し、生徒一人ひとりの興味や進路に応じた多様な学びを提供しています。また、塩尻市の特産品であるブドウを原料としたワイン醸造も行っており、「KIKYOワイン」として地域に親しまれています。授業は2学期制で、1回50分の6時間授業を実施。校歌は作詞を折口信夫、作曲を平井康三郎が手がけています。文化祭は「桔梗祭」と名付けられ、塩尻の桔梗ヶ原にちなんでいます。

設置学科

総合学科内に、以下の系列が設置されています。

人文社会系列
自然科学系列
芸術・スポーツ系列
生活福祉系列
国際文化系列
環境科学系列
食品科学系列
情報ビジネス系列

これらの系列を通じて、生徒は幅広い分野を学び、将来の進路を考えることができます。

教育目標

情報化や国際化が進む現代社会において、生涯にわたる人間形成の基礎を築くことを目指しています。多くの科目を開設することで生徒の個性を伸ばし、職業選択を見据えた進路指導を行い、変化に対応できる人材育成を目標としています。

沿革

1910年：東筑摩郡立南部乙種農学校として設置認可。
1911年：東筑摩郡立南部乙種農学校が開校。
1914年：東筑摩郡立農学校に改称。
1922年：甲種県立となり、長野県東筑摩農学校に改称。
1928年：長野県塩尻実科高等女学校が開校。
1938年：長野県塩尻高等女学校に改称。
1948年：学制改革により、東筑摩農学校が長野県東筑摩農業高等学校、塩尻高等女学校が長野県塩尻高等学校となる。
1949年：両校の統合により、長野県桔梗ヶ原高等学校となる。
1965年：長野県塩尻高等学校に改称。
1994年：農業科、園芸科を廃止し、園芸経済科を設置。
2000年：長野県塩尻志学館高等学校に改称し、総合学科を設置。普通科、園芸経済科、食品加工科、家政科の募集を停止。

主な出身者

下平正一：元衆議院議員、元日本社会党中央執行副委員長
岩垂寿喜男：元衆議院議員、元国務大臣環境庁長官
中川宏昌：衆議院議員
三沢光広：元長野県議会議員、元塩尻市長
有賀誠門：東京藝術大学名誉教授
降幡愛：声優
関口あきら：俳優

アクセス

JR塩尻駅

脚注

関連項目

長野県高等学校一覧
旧制中等教育学校の一覧 (長野県)
日本の[[総合学科設置高等学校一覧]]

外部リンク

* 長野県塩尻志学館高等学校

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