関東自動車小山営業所
関東自動車小山営業所は、
栃木県小山市神鳥谷に位置する公共交通機関の拠点です。もともとは「栃木」ナンバーが使用されていましたが、現在では「とちぎ」に統一されています。2022年には廃止された石橋営業所を継承し、その運営が当営業所に集約されました。
沿革
この営業所の歴史は1959年にさかのぼり、
小山駅の出張所車庫が手狭になったために、現在の地に小山南車庫が開設されました。1961年には、さらに事務所や車庫の増築が行われ、1970年には独立した営業所として正式に認可を受けました。その後、1987年には石橋営業所と統合し、出張所としての役割を担うことになりました。
1993年には東武鉄道から栃木・小山地区の4系統を引き継ぎ、1996年には貸切部門に特化し、小山観光営業所として改称されました。その後、県南営業所に改称し、乗合部門を再編成しました。2002年には
小山市の依頼で100円循環バスの試験運行を開始し、2004年には正式な運行に移行しました。
2016年には
小山駅東口循環線の経路が変更され、新市民病院循環線が新設されるなど、地域のニーズに応じた柔軟なサービスを提供しています。2022年には、県南営業所から小山営業所に改称され、石橋〜真岡線の運行も開始されました。
2023年10月1日には、さらに路線変更が行われ、
小山駅東口循環線が城南循環線に改名されました。一方、新市民病院循環線も城南・新市民病院線として往復運行へと移行しました。また、2024年には自動運転バスの実証実験が計画されています。
現行路線
小山営業所は
小山市内においていくつかの路線を運営しています。これらの路線は、
小山市のコミュニティバスおよび
おーバスのネットワーク内にあり、関東自動車の直営で提供されています。主要な現行路線には、以下が含まれます:
城南循環線
- - 小山駅東口 - 三峯2丁目 - 城南小前 - 城南高校前 - 城南公園入口 - 愛宕前公園南 - 城南中東 - 旭小学校前 - 小山駅東口
この路線は、左回りと右回りの両方向で運行されており、特に朝の便ではあさひ保育園西を経由する便があります。
城南・新市民病院線
- - 小山駅東口 - 城南公園入口 - 市営塚崎住宅 - 小山市立体育館前 - 新市民病院
この路線は、まさに新市民病院へのアクセスを提供する重要な経路となっています。
石橋車庫管轄の路線
駒生営業所との共管路線があり、宇都宮や石橋方面への多岐にわたる経路が設定されています。
廃止および撤退路線
過去に運行されていた多くの路線は、近年の路線再編成によって廃止されましたが、その一部は現在
おーバスという形で復活しています。これにより地域の交通需要に応えるべく、柔軟な運営が続けられています。
関東自動車小山営業所は、地域の生活を支える重要な交通機関として、その役割を果たし続けています。