阿仁熊牧場の概要
阿仁熊
牧場(あにくまぼくじょう)は、
秋田県北秋田市の「阿仁マタギの里」内に位置する、熊をテーマにした
動物園です。一部では「くまくま園」としても知られており、
東北地方では唯一の
クマ専用の
牧場として多くの観光客に親しまれています。
2016年から市が直接運営を行うこの施設は、家庭でも楽しめる充実した体験を提供しています。
飼育されているクマたち
阿仁熊
牧場では、現在48頭の
ツキノワグマと18頭の
ヒグマを飼育しています。その中には幼獣も含まれており、2008年にはより多くの
クマが飼育されていました。この園では、飼育員が行う安全な管理のもと、
クマたちが自由に過ごせる環境が整っています。
クマに与える餌も販売しており、訪れた人々が餌やりを楽しむこともできます。
施設の特長
施設内には、「熊山」と呼ばれる
クマの飼養場が設けられています。特に、春から夏にかけては「こぐまの保育園」として仔熊と触れ合うことができるプログラムも用意されています。また、
ブルーベリー畑もあり、夏の時期に楽しむことができるアクティビティとして500円で入場が可能です。
さらに、
1990年に開園されたこの
牧場は、地域の活性化を目的に多額の資金をかけて作られました。開園は
昭和の日から
文化の日までの期間で、無休で営業しています。ただし、
クマが冬眠する季節には休業となりますが、特定の土日祝日には冬眠見学ができるプランも用意されています。
運営と安全管理
この
牧場の運営元は、「安全管理に徹底しており、これまで一度も事故が起きていません」と自信を持って宣言しています。また、初代場長は「最後のマタギ」と称された
鈴木松治氏でした。このように、阿仁熊
牧場は訪れる人々に安心して楽しんでもらえるよう努めています。
映画との関わり
阿仁町では、
1980年代にマタギを題材とした映画が撮影され、「マタギ」と「イタズ 熊」という作品が公開されました。有名な
ヒグマ「ごん太」は、映画撮影後にこの園で飼育され、
1990年には450kgにまで成長しました。また、花嫁予定の「花子」も同じく飼育されています。
クマの受け入れと施設のリニューアル
2012年6月に近隣の秋田八幡平
クマ牧場が閉鎖された後、阿仁熊
牧場では新たに
クマを受け入れる計画が立てられました。施設の改修や新設が行われ、
2014年に「くまくま園」として再オープンしました。このリニューアルにより、運動場や見学通路が整備され、訪問者は強化ガラス越しに
クマたちを観察することができます。
関連情報
このように、阿仁熊
牧場は多くの魅力的なプログラムや施設を提供しており、ファミリー層や観光客に人気を集めています。地元の文化や自然と触れ合える貴重なスポットとして、訪れる価値は十分にあります。