阿南中央病院

阿南中央病院について

阿南中央病院は、かつて徳島県阿南市宝田町に存在した病院です。地域医療の中核を担い、徳島県災害拠点病院および地域医療支援[[病院]]としての重要な役割を果たしていました。

歴史

阿南中央病院の歴史は、1963年（昭和38年）に開設された阿南医師会中央病院に遡ります。これは全国で8番目の医師会立病院であり、阿南市医師会によって設立されました。2013年（平成25年）11月、医師の高齢化や医師不足といった医療資源の課題に対応するため、阿南市、厚生連、そして阿南市医師会が協議を行い、阿南共栄病院との合併を基本合意しました。この合併は、地域医療の維持と住民へのより良い医療提供を目的としていました。

2016年（平成28年）4月1日、阿南医師会中央病院の資産および経営権はJA徳島厚生連に譲渡され、病院名は阿南中央病院となりました。その後、2019年（平成31年）4月30日に阿南共栄病院と共に閉院し、翌日の2019年（令和元年）5月1日に、旧阿南中央病院の既存棟と東隣に新築された東館を利用して、阿南医療センターとして新たに開院しました。これにより、地域の医療体制は新たな段階へと進みました。

年表

1963年（昭和38年）：阿南市医師会が開放型病院として開設。
1974年（昭和49年）：一般外来診療を開始。
1975年（昭和50年）：日本医師会最高優功賞を受賞。
2001年（平成13年）：地域医療支援[[病院]]に指定。
2006年（平成18年）：専任院長制を導入。
2007年（平成19年）：災害拠点病院に指定。
2013年（平成25年）：JA徳島厚生連、阿南市医師会、阿南市が「医療センター設立に向けての覚書」を締結し、「建設委員会」を設置。
2014年（平成26年）：阿南医療センター「基本計画」を策定。
2016年（平成28年）：阿南市医師会がJA徳島厚生連に阿南医師会中央病院の資産及び経営権を譲渡。
2019年（平成31年）：阿南中央病院は閉院。

診療科

阿南中央病院では、以下の診療科が提供されていました。

内科
循環器内科
消化器内科
糖尿病内科
外科
乳腺外科
消化器外科
呼吸器外科
脳神経外科
心臓血管外科
整形外科
リハビリテーション科
泌尿器科
放射線科
麻酔科
眼科
婦人科
病理診断科

関連事項

阿南中央病院は、JA徳島厚生連が運営する病院の一つであり、以下の病院と関連があります。

JA徳島厚生連の病院
阿南医療センター（後継施設）
吉野川医療センター
阿波病院
(旧)阿南共栄病院（合併前の病院）
阿南市（所在地）

外部リンク

阿南医療センター（現在の医療機関）

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