阿部共実

阿部 共実（あべ ともみ）

阿部共実は、日本の漫画家として知られ、兵庫県が彼女の故郷です。彼女の作風は独特で、繊細な人間関係や心理描写を描き出し、多くのファンを魅了しています。

来歴

2005年、阿部氏は『週刊少年ジャンプ』の新人漫画賞「最終候補まで後一歩」リストに名を連ねますが、当時の作品名は不明でした。その後、2009年に『COZ! 〜クロス オーバー ザン〜』で『週刊少年チャンピオン』のフレッシュ賞を受賞し、漫画家としての道を歩み始めます。同年末には『恋する殺人鬼』で同誌の新人まんが賞の奨励賞を受賞し、2010年には『破壊症候群』で第74回新人まんが賞に入選し、これが彼女のデビュー作となりました。

デビュー後、彼女は2010年11月から2011年1月末まで、特設ホームページで『ドラゴンスワロウ』を連載します。この作品は後に『週刊少年チャンピオン』にも掲載されました。

2011年には短期集中連載の『空が灰色だから手をはなそう』があり、これは後に改題されて2013年まで連載されます。また、2012年には『別冊少年チャンピオン』で『ブラックギャラクシー6』を連載しました。

2013年から2014年にかけて、彼女の作品『ちーちゃんはちょっと足りない』が「このマンガがすごい！2015」でオトコ編の1位を獲得し、第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の新人賞も受賞しました。この作品は多くの賞賛を浴び、阿部氏の名を広めるきっかけとなりました。また、amazarashiのボーカル秋田ひろむファンとも知り合い、作品『月曜日の友達』の映像作品のために新曲が提供されるなど、彼女の創作活動には多くのコラボレーションも見受けられます。

作品リスト

連載作品

• - ドラゴンスワロウ: 2010年11月 - 2011年1月
• - 空が灰色だから: 2011年38 - 40号、47号 - 2013年9号
• - ブラックギャラクシー6: 2012年7月号 - 2013年8月号
• - ちーちゃんはちょっと足りない: 2013年 - 2014年
• - 死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々: 2013年7月4日 - 2015年12月24日
• - 月曜日の友達: 2017年25号 - 2018年2・3合併号
• - 潮が舞い子が舞い: 2019年4月号 - 2023年7月号

読切作品

• - 破壊症候群: 2010年
• - ボクの憂鬱: 2013年
• - おなじクラスの鈴木くんのねこの人形: 2014年

単行本

彼女の作品は多数の単行本として出版されています。「空が灰色だから」や「大好きが虫はタダシくんの 阿部共実作品集」がその一例です。特に「月曜日の友達」は、小学館から全2巻として出版され、彼女の代表作となっております。

阿部共実の作品は独自の視点と深い感情描写を通し、多くの読者に影響を与え続けています。彼女の今後の活動にも期待が寄せられています。

もう一度検索