陵あきの

陵 あきの

陵あきの（りょうあきの）は、元宝塚歌劇団宙組で活躍した娘役です。彼女は神奈川県逗子市出身で、慶應義塾女子高等学校を卒業しました。身長は160cmで、愛称は「アッコ」として親しまれています。

来歴

1988年に宝塚音楽学校に入学し、1990年に76期生として宝塚歌劇団に入団しました。彼女の初舞台は、花組の公演『ベルサイユのばら』でのことです。その後、星組に配属され、1991年には新人公演初ヒロインを務めるなど、順調にキャリアを積み上げていきました。

さらに、1992年と1993年にも、それぞれ『白夜伝説』と『うたかたの恋』で新人公演ヒロインを経験し、彼女の人気が高まる中、96年には『エリザベート』でヴィンディッシュ嬢役を演じ、観客から絶賛を浴びました。

1998年には宙組が新たに創立され、そのメンバーとして活動を開始しました。香港での公演も行い、多国籍な舞台経験に恵まれました。1999年の『TEMPEST』ではバウホール公演の初ヒロインを務めるなど、彼女の幅広い演技力が光りました。様々な役柄を見事にこなす実力派として、多様な舞台で魅力を発揮しました。

しかし、2002年3月24日、「カステル・ミラージュ／ダンシング・スピリット!」の東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。退団後も多くのファンに愛されており、その華やかな舞台での姿は今も印象に残っています。

主な舞台作品

初舞台

• - 1990年：花組『ベルサイユのばら』

星組時代

• - 1991年：新人公演『アポロンの迷宮』
• - 1991年：新人公演『紫禁城の落日』
• - 1992年：新人公演『白夜伝説』
• - 1993年：新人公演『うたかたの恋』

宙組時代

• - 1998年：香港カルチュラルセンターでの公演『夢幻宝寿頌』
• - 1999年：バウホール『TEMPEST』
• - 2000年：『砂漠の黒薔薇』

退団公演

• - 2002年：『カステル・ミラージュ -消えない蜃気楼-』

陵あきのは、彼女のキャリアを通じて様々な役柄を演じ、その都度新たな魅力を発揮しました。名作に数多く出演し、彼女の愛らしさや演技力は多くの人々の心をつかんで離しませんでした。退団後の彼女の動向にも注目が集まっており、宝塚歌劇団の歴史の中でも特に印象的な娘役のひとりと言えます。

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