陽光子友乃会

陽光子友乃会の概要

陽光子友乃会（ようこうしとものかい）は茨城県つくば市に拠点を構える宗教団体で、世界真光文明教団から派生した真光系の教団です。この教団は、田中清英によって創設されました。彼は教団の形成に深く関与し、以前は世界真光文明教団で崇教局長を務めていましたが、平成14年（2002年）に他界しました。田中の死後、教団の指導者として沼田明里がその後を引き継ぎました。

所在地と主座神殿

陽光子友乃会は、平成11年（1999年）に茨城県つくば市上郷に「主晃一大神宮」という名の主座神殿を建立しました。この神殿は金色の舟形の屋根が特徴的で、設計は馬庭建設設計事務所が行い、建設は東急建設が担当しました。その美しい建築は、業界の専門誌でも取り上げられるなど、注目を集めました。

教団の沿革

田中清英は、元々世界真光文明教団のL・H陽光子友乃会の幹部として活動していました。彼は教団の運営において岡田光玉と関口榮の方針に抵抗し、昭和62年（1987年）には独立して陽光子友乃会を設立するに至りました。この際、田中は「聖鳳」という神名を名乗り、教団の教え主としての位置づけを主張しました。この神名には関口榮の教え主としての権威に反発する意図が含まれています。田中の教主としての根拠には、岡田光玉から授けられた御み霊に「田中」との記載があったことが挙げられています。

教義の内容

陽光子友乃会の教義は母体である世界真光文明教団や、他の真光系教団と共通の部分が多く、「手かざし」「神理正法」「地上天国建設」を主軸としています。彼らは、不幸や災難の原因を霊障とみなし、手かざしによる浄霊を通じて改善を図る考え方を強調しています。また、神の創造した秩序に従った生活を送ることで、幸福を得られると教えています。これらの教義の普及が、地上天国を築く基盤になると彼らは考えています。

祭神および機関紙

陽光子友乃会は、御親元主真光大御神を祭神としています。同団体の機関紙「陽乃光」は過去に発行されていましたが、現在は廃刊となっています。

拠点と分派の歴史

陽光子友乃会は日本国内外に多くの拠点を持ちます。具体的には、北海道センターや東京の新東京センター、さらにはマレーシアやドイツといった国外にもセンターがあります。平成3年（1991年）には、陽光子友乃会から真光正法之會が独立し、その後主神正法会も分派しました。

総じて、陽光子友乃会は精神的な指導を提供し、地域社会への影響を持ちながら、信者に向けた教義の普及に努めています。

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