陽光院 (横浜市)

陽光院は、神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢中町に位置する曹洞宗の寺院です。圓明山を山号とし、横浜市営三ツ沢墓地に隣接しています。この寺院は、曹洞宗の大本山である永平寺の直末寺として知られ、その歴史は江戸時代にまで遡ります。

歴史

陽光院は、1700年頃に神奈川七軒町、現在の青木橋付近に開かれました。開山は、曹洞宗の永平寺三十七世である石牛天梁大和尚（東山天皇より本然圓明禅師の勅諡を賜る）です。当初は養老軒と称し、石牛天梁大和尚が隠棲所として建立しました。その後、金沢区の伝心寺の末寺であった陽光院の寺号を移したと伝えられています。

大正3年、陽光院は敷地を売却し、現在の三ツ沢南町に移転しました。しかし、昭和20年の横浜大空襲により、寺の伽藍は全て焼失してしまいました。その後、昭和23年に現在の三ツ沢中町に再移転し、現在に至ります。

陽光院は、永平寺の歴代住職が開山した寺院であり、大本山永平寺の直末寺として、その教えを今に伝えています。

脚注

陽光院の歴史に関する情報は、以下の資料に基づいています。

神奈川砂子
横浜市史稿　619-631頁、横浜市役所、1932年
神奈川区誌
『新編武蔵風土記稿』 巻ノ69橘樹郡ノ12「保土ヶ谷宿 下䑓町 陽光院」（内務省地理局、1884年6月）

外部リンク

* 曹洞宗陽光院 横浜三ツ沢のお寺

これらの資料や外部リンクを通じて、陽光院の歴史や活動についてより深く知ることができます。

もう一度検索