隅修三

隅 修三略歴

隅 修三（すみ しゅうぞう）は、1947年7月11日生まれの日本の実業家であり、東京海上日動火災保険の相談役を務めています。山口県玖珂郡錦町（現在の岩国市）に生まれた彼は、早稲田大学高等学院を経て、早稲田大学理工学部土木工学科を卒業しました。

彼の中学時代の同級生には、漫画家の弘兼憲史がいます。弘兼の代表作「会長島耕作」では、経団連をモデルにしたキャラクターが描かれていますが、隅氏は経済同友会の副代表幹事を辞した後、経団連の副会長に就任しています。興味深いことに、彼と弘兼は同年にそれぞれ異なる組織の会長としての道を歩んでいます。

経歴の詳細

隅は1966年に早稲田大学高等学院を卒業し、1970年には早稲田大学の理工学部を卒業して東京海上火災保険株式会社に入社しました。彼は会社でのキャリアを順調に進め、2000年にはロンドンの海外本部で取締役として活動し、主任駐在員としても名を馳せました。その後、2001年には同部長を兼任してロンドンでの業務を継続しました。

2002年に常務取締役に昇進した後、2004年には東京海上日動火災保険の常務取締役に就任。彼のキャリアはますます順調に進み、2005年には専務取締役となり、同年12月には抜本改革推進部長にも就任しました。その後も役職は上がり続け、2007年に取締役社長、2008年には東京海上ホールディングスの取締役社長に就任しました。

彼は2013年にロンドン市の名誉市民としても認められ、その後6月に東京海上ホールディングスの取締役会長に昇進しました。2015年には任期途中で経済同友会の副代表幹事を辞し、日本経済団体連合会の副会長に、さらに2016年にはソニーの社外取締役に就任しています。現在も東京海上日動火災保険株式会社の相談役として業界に影響を与えています。

受賞歴とその影響

2018年2月には国際保険会議「保険の殿堂」からの受賞も果たしています。隅氏はその豊富な経験と見識を活かし、日本の保険業界、そして経済全体における重要な指導的役割を果たしてきました。彼の業績は、日本の保険業界だけでなく、経済全体の発展にも寄与しており、多くの後進にとっての模範となっています。

彼の経歴や業績は、実業家としての成功の一例であり、今後もその動向が注目されることでしょう。

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