雷電V
『雷電V』(らいでんファイブ)は、MOSSより
2016年に発売された
Xbox One用縦スクロール
シューティングゲームです。人気シリーズ『雷電』のナンバリングタイトルであり、家庭用ゲーム機向けとしては初のオリジナル作品となります。
概要
シリーズの伝統的なゲームシステムを継承しつつ、新たな要素が多数追加されています。全8ステージで構成され、ショットとボムを駆使して敵を撃破していきます。ショットアイテムによるパワーアップやショットタイプの切り替え、ボムアイテムによるストックなど、シリーズお馴染みの要素は健在です。
本作最大の特徴は、シリーズ初の「ライフ制」の導入です。従来のシリーズでは、敵の攻撃を受けると即ミスとなりゲームオーバーでしたが、本作ではライフが設定されており、被弾してもミスにはなりません。これにより、戦略的なプレイが可能となり、初心者でも気軽に楽しめるようになりました。
また、ゲーム開始時に3種類の機体から選択できるのも、ナンバリングタイトルとしては初の試みです。各機体は性能が異なり、プレイスタイルに合わせて選択することができます。さらに、ステージ分岐やストーリーモードも搭載されており、より深くゲームの世界観に浸ることができます。ストーリーモードのキャラクターデザインには、イラストレーターの
ことぶきつかさが起用されています。
Xbox One版ならではの機能として、「チアーシステム」があります。これは、Xboxのクラウド技術を利用し、同じ時間にゲームをプレイしている他のプレイヤーに「チアー」を送ることで、互いのゲージを溜め、強力な攻撃を発動できるというものです。他のプレイヤーとの協力プレイを通じて、よりエキサイティングな体験ができます。
雷電V Director's Cut
後に、本作に新たな要素を追加した『雷電V Director's Cut』がPS4に移植されました。ローカル環境での2人同時プレイやミッションステージなどが追加され、さらにストーリーモードのキャラクターに日本語ボイスが追加されています。
ゲームシステム
ゲーム開始前に、3種類の機体と、それぞれ3種類あるメインウェポン(バルカン系、レーザー系、プラズマ系)から1つを選択します。各機体、各ウェポンは性能が異なり、プレイヤーの好みに合わせて選択できます。
機体
FT-00004A Azuma: 攻撃力、シールド量、機動性のバランスが取れた機体。サブウェポンはホーミングロケット。
FT-00002C Sprit of Dragon: 攻撃力とシールド量が高いが、機動性は低い機体。サブウェポンはオウルミサイル。
FT-00003B Moulin Rouge: 攻撃力とシールド量は低いが、機動性が高い機体。サブウェポンはチェイスレーザー。
メインウェポン
バルカン系
V-001 Wide Vulcan: シリーズ従来のバルカンと同様の性能。
V-002 Swing Vulcan: 自機の左右移動に合わせてバルカンが左右に振れる。
V-003 Moving Vulcan: 自機の上下移動に合わせてバルカンの拡散範囲が変わる。
レーザー系
L-001 Lightning Laser: シリーズ従来のレーザーと同様の性能。
L-002 Charge Laser: 溜めることで威力と攻撃範囲が増大するレーザー。
L-003 Reflect Laser: 結晶体にレーザーを当てることで広範囲に拡散する。
プラズマ系
P-001 Bend Plasma: シリーズ従来のプラズマレーザーと同様の性能。
P-002 Catch Plasma: 敵機を攻撃するとその敵を補足し続けるプラズマレーザー。
P-003 Homing Plasma: 敵機を誘導するプラズマレーザー。
『雷電V』は、シリーズファンはもちろん、
シューティングゲーム初心者でも楽しめる作品です。戦略的なゲームプレイ、美しいグラフィック、そして熱いサウンドで、
シューティングゲームの新たな境地を体験してください。