電気化学会

公益社団法人電気化学会について

公益社団法人電気化学会（ECSJ）は、電気化学に関連する研究者や企業の専門家、学生を含む多様なメンバーで構成される学会です。1933年に創立されたこの団体は、電気化学に関する産業と学術の発展を目指しています。最初の名称は“電気化学協会”でしたが、その後の発展を経て、1996年に「電気化学会」と改称されました。2012年には内閣府による公益社団法人として登録されています。

沿革

• - 1933年: 電気化学協会として創立。
• - 1935年: 商工省と文部省の所管のもと、社団法人化。
• - 1996年: 電気化学会に改名。
• - 2012年: 内閣府所管の公益社団法人となる。

現在の活動

2020年12月時点で、会員数は3700名以上に達しています。年に二回、春と秋に大会を開催しており、約4年ごとにはアメリカ電気化学会との合同大会も実施しています。この学会には、多数の支部、研究技術懇談会、委員会など、下部組織も充実しており、会員同士の交流や知識の共有が活発に行われています。

学会誌

電気化学会の会誌は、歴史的に数度名称変更を経ています。

• - 1933年 – 1961年: 『電氣化學』や『電気化学』など。
• - 1961年 – 1998年: 『電気化学および工業物理化学』として刊行。
• - 1999年 – 2018年: 英語名『Electrochemistry』としても知られる。具体的には、毎年1号から5号、7号から11号は和文で、6号と12号のみが英文とされていました。
• - 2018年以降: 現在の学会誌『電気化学』が季刊発行されています。

表彰制度

学会は春の大会において様々な表彰を行っています。個人会員を対象とした功績賞や学会賞、法人会員も対象の学術賞、さらに女性研究者・技術者への女性躍進賞が設けられており、優れた業績を讃えているのが特徴です。また、優れた研究や論文に対して論文賞も授与されます。

関連項目

電気化学会は、日本工学会や高分子学会、日本化学会、日本分析化学会など、他の学会とも連携し、広範な研究活動を推進しています。

まとめ

公益社団法人電気化学会は、電気化学に関する業界の進歩と発展を支える重要な組織として、日本国内外で様々な活動を行っています。研究者、技術者、学生など、多様なメンバーが集まり、電気化学の未来を切り拓いています。

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