青いスタスィオン

河合その子の『青いスタスィオン』



『青いスタスィオン』は、1986年3月21日にリリースされた河合その子の3作目のシングルです。この楽曲はCBS・ソニー（現在のソニー・ミュージックレーベルズ）から発売され、レコード番号は07SH-1748です。また、このシングルは森永製菓の人気商品『HI-SOFT』のCMソングとして幅広く知られています。さらに、特撮ドラマ『仮面ライダーキバ』の第10話でも劇中に使用され、多くのファンに愛されています。

制作背景とタイトルの変遷



この曲は、最初に秋元康が提案したタイトルは「思い出着替えて」というものでしたが、ディレクターの稲葉竜文がフランス風のタイトルにしたいと考え、「風のチェルシー」に変更されました。しかし、CMで「チェルシー」という単語を使えないことが決まり、新しい名称として「青いスタスィオン」が選ばれました。「スタスィオン」はフランス語で「駅」を意味する言葉ですが、実際にはフランス語の一般的な「駅」を表す単語である「gare」（ガール）の方が適切とも指摘されています。この歌詞からは、地下鉄駅の概念は薄れていて、より広い解釈が求められるかもしれません。

ミュージック・ビデオについて



『青いスタスィオン』のミュージック・ビデオは、実際の駅を舞台に制作されました。その駅は西日本旅客鉄道可部線の今井田駅であり、残念ながら2003年に廃止されています。映像には、河合その子が美しいメロディに乗せて歌い上げる姿が収められており、視聴者に鮮烈な印象を与えました。

売上と記録の功績



『青いスタスィオン』は、1986年6月末の時点で55万枚の売上を記録し、オリコンによるとおニャン子クラブ会員として在籍中にリリースされたシングルの中で最も多く売れた作品となりました。このシングルは、河合その子がおニャン子クラブを卒業した当日の1986年3月31日付のオリコンチャートで初めて1位を獲得しました。その時の1週間の推定売上は137,280枚で、当時の歴代2位を記録しました。翌週も111,310枚を記録し、これもまた歴代2位という快挙でした。この結果、人気を誇っていた少年隊のシングル『デカメロン伝説』による連続1位記録を阻止する功績をあげました。

収録曲



このシングルの収録楽曲は以下の通りです:
  • - 青いスタスィオン
  • - さよならは言わないで
（歌：河合その子 with おニャン子クラブ）

収録されたアルバム



『青いスタスィオン』は、さまざまなアルバムに収録されています。

このように『青いスタスィオン』は、河合その子のキャリアにおいて非常に重要な一枚であり、多くのファンにとって記憶に残るでしょう。

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