青山学院初等部

青山学院初等部について

青山学院初等部（あおやまがくいん しょとうぶ）は、東京都渋谷区渋谷に位置する私立小学校で、青山学院の一部として教育活動が行われています。この学校は1874年に女子小学校として始まり、その後、青山学院の理念に基づく教育機関へと成長しました。1937年に設立された際には、初代校長として同校友の米山梅吉が就任し、学校名の由来は旧緑岡町に由来しています。

教育理念と特色

青山学院初等部は、キリスト教精神に基づく教育を行い、神から与えられた才能を最大限に引き出すことを目指しています。特に、感謝の心を持ちながら人々に奉仕する心を育成することが重視されており、毎日の礼拝はその一環として実施されています。学内には米山記念礼拝堂など、宗教的な場も多数設けられています。

学校の施設と生徒数

東京都渋谷区4丁目に位置する青山学院初等部には、男子360名、女子360名の計720名の児童が通っています。学年は、杏、桜、梅、桃の4つのクラスに分かれており、各学年の児童は特別な制服を着用します。さらに、施設内には静かな日本庭園もあり、心地よい学習環境が整っています。

カリキュラムとプロジェクト

青山学院初等部では、毎日の授業の他に、児童が選択できる様々なプロジェクトが用意されています。主なものには、総合プロジェクト、環境プロジェクト、芸術や運動に関する活動があります。また、給食プロジェクトもあり、季節ごとの食材を用いた食育にも力を入れています。

クラブ活動

課外活動として、徐々に人気を集めているクラブ活動も多く存在します。特にラグビー部は、1953年に創立され、日本の少年ラグビー界に多大な影響を与えています。他にも、聖歌隊や水泳クラブ、美術クラブ、英語クラブなど、興味に応じた活動が可能です。

登下校の安全管理

2006年からは「安心ハイレコ」というシステムを導入し、登下校時の安全を確保するために、児童の動向が保護者に連絡される仕組みが整えられています。これにより、保護者は常に子どもたちの状況を把握することができ、安心して預けることができます。

卒業生の活躍

青山学院初等部の出身者は多岐にわたる分野で活躍しており、政治家、実業家、アーティストなど様々な分野で著名な人物を輩出しています。これは、初等部で培われた教育の賜物であると言えるでしょう。

まとめ

青山学院初等部は、キリスト教精神に基づいた高度な教育を提供しながら、児童の個性や能力を尊重する環境を整えています。豊かな教育活動とともに、規律ある生活や社会性の育成に重きを置き、多様な経験を通じて全人教育を実現しています。

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