青山裕治

青山 裕治

青山 裕治（あおやま ひろはる）氏は、1933年4月28日に北海道札幌市で生を受けたプロ野球選手です。投手として活躍し、そのキャリアは社会人野球からプロ野球、そして再び社会人野球へと続きました。2015年12月10日に82歳で逝去。

若年期とアマチュア時代

地元の札幌光星高校を卒業した後、青山氏は社会人野球チームである札幌鉄道管理局へ進みました。アマチュア球界においても、青山氏は投手として頭角を現し、チームの中心選手として活躍しました。特に1955年には、当時のノンプロ野球における権威ある全国大会でチームを優勝へと導くという、素晴らしい功績を残しています。このアマチュア時代での実績が、その後のプロ入りへの足がかりとなりました。

プロ野球でのキャリア

社会人野球での成功を収めた青山氏は、1956年にプロ野球の世界へ足を踏み入れ、大映スターズに投手として入団しました。プロでの最初の背番号は「61」でした。翌1957年には背番号を「25」に変更し、プロのマウンドで投球を続けました。

1958年には、所属する大映スターズが毎日オリオンズと合併し、新たに大毎オリオンズが誕生するという球団再編がありました。青山氏もこの新球団の一員として引き続きプレーすることとなり、この年の背番号は「45」をつけました。しかし、この1958年シーズン終了後、青山氏はプロ野球選手としてのキャリアに区切りをつけることになりました。プロ野球での活動期間は比較的短かったものの、パシフィック・リーグの舞台で投げた経験は、その野球人生における重要な一部となりました。

プロ退団後の歩み

プロ野球を離れた後も、青山氏の野球への情熱は尽きませんでした。1960年から1962年にかけての3年間、再び社会人野球の世界に戻り、東洋高圧砂川でプレーを続けました。これは、彼の野球に対する強い愛着と、競争の場での投球を続けたいという意欲を示すものでしょう。

選手としての現役生活を完全に終えた後、青山氏は北海道から遠く離れた岩手県北上市に移り住みました。野球とは異なる分野で社会に貢献するため、地元の会社に勤務し、第二の人生を歩み始めました。

晩年と逝去

晩年も岩手県北上市で静かに過ごしました。そして、2015年12月10日、青山裕治氏はその生涯を閉じることとなりました。享年82歳でした。野球人として、また一人の社会人として、彼の人生は多岐にわたる経験に彩られていました。

青山裕治氏は、北海道出身のプロ野球選手として、また大映スターズおよび大毎オリオンズ（現在の千葉ロッテマリーンズの前身球団）に在籍した投手として、野球史にその名を刻んでいます。特に社会人野球時代の全国優勝は、彼の投手としての能力の高さを物語るエピソードとして記憶されるでしょう。

プロ野球時代の詳細な年度別成績は、NPBの公式サイトなどで確認することができます。彼の背番号の変遷は、1956年「61」、1957年「25」、1958年「45」でした。

岩手県北上市で迎えた最期は、故郷から離れた地での落ち着いた生活の終焉でした。彼の野球人生と、その後の第二の人生は、多くの人々に影響を与えたことでしょう。

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