青弓社

青弓社の概要

青弓社（せいきゅうしゃ）は、東京都新宿区に本社を構える日本の出版社であり、1985年に設立されました。「いま・ここ」を射抜くというモットーのもと、様々なジャンルの書物を世に送り出しています。

出版の特徴

青弓社は、哲学、思想、宗教、神秘主義、性、サブカルチャーなどの分野を中心とした出版物が豊富です。特に、宝塚歌劇に関連する書籍も多く刊行しており、その文化に対する深い理解と探求が感じられます。特に注目すべきは、2000年にクロード・レヴィ＝ストロースの『親族の基本構造』を新しい訳で復刊したことです。このように、青弓社は古典的な文献から新しい視点を加えた作品まで、幅広く扱っています。

沿革

青弓社の歴史を遡ると、1985年に始まる写真叢書の創刊がそのスタート地点です。記念すべき初刊として、森山大道の『写真との対話』が出版されました。その後、同社は2017年まで合計42点の写真に関する書籍を刊行し、写真表現の多様性を探求し続けました。

1996年12月には「宝塚アカデミア」を設立し、この特化したテーマでも一定の支持を集めましたが、2006年12月に28号をもって終了しました。加えて、1999年には寺子屋ブックスを立ち上げ、2001年にかけて25点の書籍を発行しました。同様に、1999年7月からは青弓社ライブラリーを創刊し、2021年にはその刊行点数が100点を超えるに至りました。

さらに、2007年9月には「宝塚イズム」を開始し、2023年の年末までに47号に達しております。他にも、クリティーク叢書、ポップ・カルチャー・クリティークなど、多岐にわたるシリーズが展開されています。

主なシリーズ

• - 青弓社ライブラリー: 現代思想や文化についての研究書やエッセイが含まれるシリーズ。
• - クリティーク叢書: 様々な文化表現を批評する書籍を集めたコレクション。
• - 寺子屋ブックス: 特定のテーマに焦点を当てた書籍を特徴としている。
• - 写真叢書: 写真術や写真表現に関する専門書が揃っている。
• - ポップ・カルチャー・クリティーク: 現代のポップカルチャーを分析するタイトルが多くあります。
• - 宝塚アカデミア: 宝塚歌劇に特化した研究や資料。
• - 宝塚イズム: 宝塚ファンに向けた情報や論考が掲載されています。

まとめ

青弓社は、その多様なテーマと独自の視点で、国内外の知識人や愛好者たちに広く支持されています。同社が提供する書籍は、学術的な価値だけでなく、一般読者にとっても興味深く、考えさせられる内容が満載です。東京都新宿区に位置する青弓社は、これからもその使命に沿った出版活動を続けていくことでしょう。

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