青春大通り

青春大通りについて

『青春大通り』は、1978年4月から1980年9月まで文化放送にて放送されていたワイド形式のラジオ番組です。この番組は、月曜日から金曜日の18:30から20:30まで放送され、当初は『ペパーミントストリート 青春大通り』という正式なタイトルでした。

番組の歴史と放送時間

1978年4月、文化放送の平日夜の時間帯には『オレンジ通り五番街』という別の番組も同時期に始まりましたが、こちらは1979年3月に終了し、以降は『青春大通り』が唯一のワイド番組となりました。メインスポンサーは福武書店（現在のベネッセコーポレーション）であり、番組の音楽面にはハイ・ファイ・セットが関わっていました。

1980年10月からは新たに『吉田照美のてるてるワイド』が始まり、これに伴って他の番組が時間帯を移動しました。『青春大通り』は、最初の放送から1980年9月までの間、様々なパーソナリティやコーナーを通じて多彩な内容を展開しました。

パーソナリティの顔ぶれ

番組では、個性的なパーソナリティが様々に出演しました。月曜日のパーソナリティは、川村ひさしが1978年から1979年まで担当し、その後八木誠、山本コウタローへと引き継がれました。火曜日は、谷村新司とばんばひろふみのコンビが登場し、この二人は1980年3月までこの曜日を担当。その後、ばんばはマナと共演することになります。

水曜日にはささきいさおと麻上洋子が長い間担当し、イルカがその後を引き継ぎました。木曜日は武田鉄矢が担当し、金曜日は週替わりでライブスペシャルの企画を挟みつつ、宇崎竜童や楳図かずお、坂信一郎、沢田聖子がそれぞれのコーナーを担当しました。

主なコーナー

各曜日には独自のコーナーが設けられ、リスナーを楽しませました。例えば、月曜日の「全米トップ10」、火曜日の「天才・秀才・バカ」などがありました。また、特に火曜日の名物コーナー『天才・秀才・バカ』は、前番組から受け継がれたもので、多くのファンに親しまれていました。

水曜日の「麻上洋子の愛の辞典」や「チャレンジキャンパス」といった企画は特にユニークで、リスナーが共感したり、新しい知識を得たりする機会を提供しました。

チャレンジ・アメリカ企画

特に注目すべきは、番組内で行われた「チャレンジ・アメリカ」という企画です。このコーナーでは、現役の高校生が無償でアメリカのホームステイと語学学校への短期入学を体験することができました。成田空港が開港したばかりの時期でもあり、多くの高校生にとっては魅力的な「短期留学」の機会でした。応募は夏に告知され、秋深くまで選考過程が行われ、参加者たちは出発前後にその心境や体験談を番組にて発表しました。

まとめ

『青春大通り』は、その多彩なパーソナリティと魅力的なコーナーを通じて、リスナーに愛され続けました。1978年から1980年の間に築かれたこの番組の歴史は、今でも多くの聴取者の心に残るものです。

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