青木沙弥佳

青木 沙弥佳（あおき さやか）

青木沙弥佳（1986年12月15日生まれ、岐阜県岐阜市出身）は、日本の著名な陸上競技選手で、主に400mと400mハードルを専門としています。彼女は2008年の北京オリンピックに日本代表として出場し、2007年と2009年の世界選手権にも出場経験があります。現在は東邦銀行に所属し、プロ選手として活躍しています。

来歴

青木選手の陸上競技キャリアは岐阜市立境川中学校から始まりました。中学時代は陸上部に入部し、最初は走高跳を専門としていましたが、徐々に200mや400mハードルに挑戦するようになりました。中学校では全日本中学校選手権の4×100mリレーで8位入賞を果たしました。

その後、岐阜県立岐阜商業高等学校に進学し、初めは100mや4×100mリレーを専門にしていましたが、2年生のときに400mハードルに転向します。高校時代にはインターハイと国体の400mハードルでそれぞれ3位と2位に入賞するなど、次第に彼女の名は知られるようになりました。

2005年に岐阜商業高を卒業した後は福島大学に進学し、そこで川本和久による指導を受けて才能が開花します。特に2006年の日本インカレでは、400mハードルで57秒08という素晴らしいタイムで日本歴代3位に入賞しました。

2007年の日本選手権では、元日本記録保持者の吉田真希子選手を抑え、久保倉里美選手に続いて準優勝を果たしました。また、400mインカレでは学生歴代2位の53秒40を記録し、さらに400mハードルで優勝を飾るなど、大きな成果を上げました。これにより、彼女は大阪で行われる世界選手権のマイルリレーの代表選手に選ばれました。

2008年、青木選手は北京オリンピックに出場し、マイルリレーに挑戦しました。その年、大分県で行われた国民体育大会では400mハードルで55秒94の日本学生新記録を打ち立てます。

人物・エピソード

青木選手は、陸上部と卓球部の選択で迷った際、球拾いの必要がないという理由で陸上部を選んだと語っています。400mハードルに取り組むことになったのも、100m専門の友人が記録会で400mを走ると聞き、自分も400mハードルを走ってみようという軽い気持ちからでした。さらに、その年の国体では他の種目に出場できる見込みが薄く、400mハードルが最も可能性の高い競技だったとも言われています。

また、彼女は陸上や水泳以外のスポーツには苦手意識があるものの、絵を描くことが好きという一面を持っています。

記録

青木沙弥佳選手の主な記録は以下の通りです：

• - 300m - 38秒26
• - 400m - 53秒34
• - 400mハードル - 55秒94（2008年10月4日、日本歴代3位）
• - 4×400mリレー - 3分28秒91（2015年8月29日、第4走者、日本記録）

その実績から、彼女は日本陸上の未来を担う選手として注目されています。

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