青木玲緒樹

青木 玲緒樹選手の競泳キャリア

青木玲緒樹（あおきれおな）は、1995年2月24日生まれで、東京都板橋区出身の女性競泳選手です。彼女は武蔵野中学高等学校を経て東洋大学を卒業し、現在はミズノに所属しています。主な競技種目は平泳ぎです。

水泳との出会い

水泳を始めたのは3歳の頃で、未熟児として生まれた青木選手は、虚弱体質のため体力を強化することが必要でした。そこで母親の勧めにより水泳を習うことになりました。その後、体操やサッカー、柔道などにも挑戦し、特に柔道を中学校に入学する前まで続けました。彼女の競泳人生が本格的に始まったのは、小学校3年生の時であり、東京スイミングセンターで平井伯昌に師事することになります。

中学生の頃から、青木選手はトップレベルの選手が集まる高地トレーニングに参加し、更なる実力を磨きました。

大学時代の活躍

東洋大学では、特に2016年に注目の成果を挙げました。学生選手権の200m平泳ぎで2分22秒40で優勝し、100m平泳ぎでも1分6秒68で優勝を果たしました。さらに、同年11月にはアジア水泳選手権の200m平泳ぎで2分22秒74を記録し、金メダルを獲得しました。2017年にはコナミオープンで女子100m平泳ぎの大会記録を更新し、最優秀選手に選ばれました。

大学を卒業した後の2017年4月、青木選手はミキハウスに入社し、同月の日本選手権では100mと200m平泳ぎで優勝し、国際大会デビューを果たします。ハンガリーのブダペストで行われた世界水泳では、100mの準決勝で14位、200mでは準決勝10位でした。

日本選手権での勝利

2018年の日本選手権でも、彼女は100m平泳ぎと200m平泳ぎで連続優勝を達成。また、パンパシフィック選手権では、100m平泳ぎで3位に入り、日本勢初のメダルを獲得したり、アジア大会では銀と銅メダルを手にしました。

2019年には、ミズノに所属を変更し、日本選手権では思うような結果が得られなかったものの、5月のジャパンオープンでは優勝し、世界選手権への出場権を手に入れました。

東京オリンピック出場

2020年、青木選手は東京オリンピックの選考会を兼ねた日本選手権で100m平泳ぎで2位となり、初めてオリンピック代表に選出されました。オリンピック本大会では、期待が寄せられたものの、100メートル平泳ぎで予選敗退に終わりました。結果的に、東京五輪での挑戦は彼女にとって辛い経験となりましたが、それを乗り越えようとする姿勢を見せました。

続く挑戦

2022年には、代表選考会で日本記録を更新し、世界選手権に出場しますが、結局目立った結果には至りませんでした。しかし彼女は諦めず、2023年にはアジア大会で100m平泳ぎで優勝を飾り、400mメドレーリレーでも金メダルを獲得する成果を残しました。

2024年のパリオリンピックでは競泳女子100メートル平泳ぎに出場するも、予選で19位となり全体の敗退を余儀なくされました。これからの彼女の挑戦に期待が寄せられています。

青木玲緒樹選手は、数々の困難を乗り越えながら成長を続けており、競泳界で確固たる位置を築いています。彼女の努力と情熱から目が離せません。

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