青木裕子 (1950年生)

青木 裕子について

青木裕子（あおきゆうこ）は1950年6月26日に生まれた日本の著名なフリーアナウンサー兼朗読者で、旧姓は介川です。彼女は1973年にNHKに入局し、その後エグゼクティブアナウンサーとしてキャリアを築いてきました。2010年には定年を迎えましたが、アナウンサーとしてのプロフェッショナルなスキルを活かし、今でも様々なメディアで活躍を続けています。

学歴とキャリアのスタート

青木は福岡県立修猷館高等学校を卒業後、津田塾大学で学びました。大学卒業後の1973年にNHKに入り、数多くの番組で活躍しました。アナウンサーとして働く中で、彼女の特徴的な声と語り口が多くのリスナーから愛されました。彼女は、平日ニュース番組や情報番組、また音楽番組など、幅広いジャンルでの出演経験があります。

定年退職と朗読活動

2010年の退職後、青木は自身の朗読活動に力を入れるようになり、特に朗読をライフワークとして位置づけています。退職と同時に、長野県軽井沢町に「軽井沢朗読館」を設立し、朗読文化の普及に努めています。この朗読館では、様々なイベントやワークショップが行われ、多くの参加者が朗読の魅力に触れる機会を得ています。彼女は2013年から軽井沢町立図書館の館長にも就任し、地域の文化活動に寄与する役割を果たしています。

現在の活動

青木は今も東京に自宅を構えつつ、NHKでも様々な活動を続けています。特に、NHKラジオ第2放送の『聞いて聞かせて 〜ブラインド・ロービジョン・ネット〜』に月2回出演し、リスナーとの関わりを大切にしています。また、同じくNHKラジオで朗読番組にも随時出演し、朗読の魅力を広げています。

さらに、エフエム軽井沢では毎週土曜日の『軽井沢　朗読散歩』に出演し、地域のリスナーとの交流を図っています。

過去の番組出演

青木のアナウンサーとしてのキャリアは幅広く、過去には『スタジオ102』や『NHKニュースワイド』など、多くの人気番組に出演しました。特に『NHKニュースワイド』では平日サブキャスターとしての役割を果たし、視聴者に多くの情報を届けました。その後も、様々な番組での司会やナレーションを手がけており、彼女の独特な語りが印象的でした。

著作と貢献

青木は自身の経験を元にいくつかの著作を刊行しています。1992年には『再婚トランプ―恋と夫と子供たち』という本を出版し、続いて1996年には『二度目の結婚物語』を発表しました。後者は、1998年に放送されたTBS系愛の劇場『再婚トランプ』の原作としても知られています。また、2004年には『朗読画集 銀河鉄道の夜』を出版し、その中には朗読のCDが付属しているという、朗読者としての彼女の技術と情熱が表現されています。2017年には『軽井沢朗読館だより』も刊行されています。

まとめ

青木裕子は、アナウンサー業界での豊富な経験と、朗読文学の普及に情熱を注ぐ人物です。彼女の活動は日本の文化や教育において重要な役割を果たしており、今後もその影響力は続くことでしょう。彼女の声と朗読は、多くの人々に感動と思い出を届け続けることでしょう。

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