青森山田中学高等学校

青森山田中学高等学校（あおもりやまだちゅうがくこうとうがっこう）は、青森県青森市青葉三丁目に位置する私立の中高一貫校です。1918年の設立以来、教育とスポーツの両面で優れた成果を上げてきました。特にサッカー、卓球、硬式野球などの部活動が全国レベルで活躍し、多くのスポーツ選手を輩出しています。

沿革

この学校の歴史は1918年、創立者の山田きみが青森市で裁縫塾を開いたことから始まります。その後、氏名を山田高等家政女学校に改称したり、各種学校令に基づいての設立許可を受けるなど、数多くの変遷を経てきました。1948年には財団法人として山田学園を設立、1949年には中学校を併設しました。

1962年には法人名を変更し、学園名に「青森」が加わりました。その後も多様な科を設置し、特にスポーツやIT関連の教育に力を入れてきています。2024年には青森大学東京キャンパス内に通信制課程の東京校が開校予定です。

設置学科

青森山田高等学校には全日制課程と通信制課程があり、全日制では普通科をはじめ、ITビジネス科、自動車専攻科、調理科など多種多様なコースを提供しています。また、特進コースや普通コースが用意された中学校も存在します。

特徴的な部活動

青森山田中学高等学校の強みの一つはその部活動の充実ぶりです。

サッカー部

1970年に創部されたサッカー部は、特に優れた実績を誇ります。1991年には全国大会への初出場を果たし、以降毎年のように全国大会に出場しています。特に2005年の全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会や、2021年の全国高等学校サッカー選手権大会で優勝し、ユース世代三冠を達成しました。

卓球部

卓球部もまた全国的に有名で、男子団体は17回、女子団体は4回も全国優勝に輝いています。水谷隼や福原愛といった著名な選手もこの部から巣立っています。

硬式野球部

硬式野球部も素晴らしい成績を上げており、全国高等学校野球選手権大会に11回出場し、選抜大会にも出るなどしています。

新体操部

男子新体操部は創部以来の実績が際立ち、36回の団体全国優勝を果たしています。

アクセス

青森山田中学高等学校は、青森駅から市営バスでアクセス可能で、幾つかのバスルートが用意されています。

主な卒業生

この学校には多くの著名な卒業生がいます。サッカー選手にはオズヴァウド・ジョゼ・マルチンス・ジュニオール、卓球選手には水谷隼、また、テニス選手の錦織圭が通信制課程を卒業しています。

青森山田中学高等学校は、教育とスポーツの両面で育成を重視し、地域社会に貢献する人材を育て続けています。

もう一度検索