青森市文化会館

リンクステーションホール青森

リンクステーションホール青森（リンクステーションホールあおもり、Link Station Hall Aomori）は、青森県青森市に所在する多目的ホールです。その前身は青森市文化会館で、1982年の開館以来、地域の文化活動に寄与してきました。

概要

この施設は、設計に日建設計の岡本慶一氏が携わり、開館時には青森県内で最大の収容人数を誇る2,185席を有していましたが、28年の運用を経て老朽化が進んだため、2006年4月から約7ヶ月間の大規模改修工事が行われました。その結果、11月には新たな姿でリニューアルオープンし、客席数は2,031席へと減少しましたが、それでも劇場型ホールとしては東北最大の規模を誇っています。

改修の際には、座席をよりゆとりあるものに変更し、快適な観覧環境を整えました。このホールは、全国高校総合文化祭の開会式をはじめとして、合唱や吹奏楽のイベントなど多岐にわたる活動の会場として利用され、多くの学会や大会が開催されています。さらに、2012年4月からは命名権制度が導入され、現在の名称が定められました。2020年には、青森市文化スポーツ振興公社と観光レクリエーション振興財団が合併し、青森市文化観光振興財団が新たな指定管理者となりました。

所在地・アクセス

リンクステーションホール青森は、青森市堤町1-4-1に位置しています。交通アクセスが非常に良好で、JR青森駅からは市営バスや各種バス会社のサービスを利用することで、約10分の距離にあります。「文化会館前」バス停までの市営バスは、高頻度で運行されており、来場者にとって移動が便利です。

その他の情報

青森市文化会館では2004年6月、NHKの音楽番組「ポップジャム」の収録が行われ、集計装置の誤作動によるトラブルが発生するなど、印象的なエピソードも残っています。施設の敷地は、寺山修司の母校でもあった青森市立野脇中学校の跡地で、文化会館が建設される前にはイベント会場やねぶたの製作場所として使用されていました。近年では、2011年に展示室が設置されたり、2016年にカフェが開業するなど、地域の文化拠点として進化を続けています。

このようにリンクステーションホール青森は、地元文化を育む重要な施設であり、様々なイベントや活動を通じて地域社会に貢献しています。

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