青森市民文化ホール

青森市民文化ホールについて

青森市民文化ホールは、青森県青森市勝田1丁目20の1に位置し、1979年に「市制施行80周年」を記念して建設されたコンベンション施設です。このホールは、かつての浦町駅跡に設置され、青森市文化ゾーンの一部を形成していました。外観は焦げ茶色で、正面には静かな雰囲気の平和公園があります。

青森市民文化ホールは、市民が文化を創造し、意識を高める場所として親しまれてきました。また、周辺には青森市文化会館が存在しますが、市民文化ホールはそれに比べて小ぶりで、より一般市民に向けた施設でした。

ホールには、565席の多目的ホールがあり、座席は固定席513、移動席46、身障者席6からなります。さらに、来館者の利便性を考慮した構造が特徴で、複数の練習室や談話室が用意されています。具体的な施設内訳は以下の通りです：

• - 大練習室（103m²）
• - 中練習室（87m²）
• - 小練習室（60m²）
• - 和室練習室（60m²）
• - 談話室（30m²）

特徴と運営

青森市民文化ホールは、開放感のあるホワイエや、身体障害者に配慮した設備も整えており、市民が気軽に利用できるよう配慮がなされています。開館時間は午前9時から午後10時までで、休館日は毎月第3月曜日や年末年始（12月29日から翌年1月3日）と定められています。

利用方法としては、施設の使用申込は直接来館のほか、電話やFAXでも受け付けています。希望する日から6ヶ月前から7日前までに使用申込を行い、申込者は「使用許可申請書」を提出しなければなりません。同日に複数の利用希望がある場合は抽選が実施され、基本使用料は前納制です。なお、ホール内での食事や喫煙は禁止されており、入場定員の厳守も求められます。

文化的活動の場

このホールでは、地域の文化活動を支援するために数多くのイベントが行われてきました。特に、1982年4月8日には、当時注目を集めていた音楽グループのTHE ALFEE|THE_ALFEEがライブを行い、多くのファンを魅了しました。その後も数々の音楽、演劇、ワークショップなどの催しが開催され、地域の芸術振興に寄与してきました。

しかし、2006年に閉館が決まり、2007年4月11日には新たに青森市民ホールが開館することとなりました。その後、2009年にホールの取り壊し工事が始まり、2014年9月23日にはその跡地にハッピードラッグ勝田店がオープンしました。青森市民文化ホールは、その役割を終えましたが、地域の文化的な象徴としての地位を築いてきたことは、今もなお市民の心の中に残っています。

交通アクセス

青森市民文化ホールへのアクセスは、青森市営バスを利用することができます。「平和公園前」停留所で下車し、徒歩約3分の距離です。

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