青森県立木造高等学校稲垣分校

青森県立木造高等学校稲垣分校

青森県立木造高等学校稲垣分校は、青森県つがる市（旧稲垣村）にあった県立高等学校の分校です。2010年3月に62年の歴史に幕を閉じ、閉校しました。

閉校後、校舎は改築され、現在はつがる市の稲垣ふれあいセンターとして活用されています。多目的ホールのほか、市の稲垣出張所なども設けられ、地域住民の交流拠点として新たな役割を担っています。

概要

• - 1948年（昭和23年）: 青森県立木造高等学校の定時制分校として開校
• - 1964年（昭和39年）: 稲垣村から青森県へ移管、県立となる
• - 1978年（昭和53年）: 定時制から全日制へ転換
• - 2008年（平成20年）: 生徒募集停止
• - 2010年（平成22年）: 閉校

歴史

稲垣分校の歴史は、1948年（昭和23年）に青森県立木造高等学校の定時制分校として、稲垣村立沼崎小学校に併設されたことから始まりました。当初は稲垣村が設置者でしたが、1964年（昭和39年）に青森県へ移管され、県立の分校となりました。

1978年（昭和53年）には定時制から全日制へと転換し、地域の生徒たちの学習ニーズに応えてきました。しかし、2008年（平成20年）に生徒募集を停止し、2010年（平成22年）3月、62年の歴史に幕を下ろしました。

校訓・校章・校歌

校訓、校章、校歌は、本校である青森県立木造高等学校のものと同じものが使用されていました。

特色

稲垣分校は、青森県立の全日制高等学校の中で唯一、給食が提供されていたことが特徴でした。生徒たちは温かい食事を通して、学校生活を送っていました。

沿革

• - 1948年（昭和23年）6月: 稲垣村立沼崎小学校に「青森県立木造高等学校稲垣分校」（村立・昼間定時制）が併置される。修業年限は4年。
• - 1952年（昭和27年）4月1日: 短期課程（修業年限2年）を設置。
• - 1954年（昭和29年）3月31日: 短期課程を廃止。
• - 1954年（昭和29年）4月1日: 別科を設置。
• - 1957年（昭和32年）3月31日: 別科を廃止。
• - 1957年（昭和32年）: 稲垣村立稲垣小学校から稲垣村立稲垣中学校へ移転。
• - 1959年（昭和34年）: 旧・稲垣村立豊川小学校跡地に校舎が完成し、移転。
• - 1964年（昭和39年）4月1日: 稲垣村から青森県に移管され、県立の高等学校分校となる。
• - 1967年（昭和42年）: 稲垣村大字沼崎字幾世川6の4番地に移転。
• - 1978年（昭和53年）4月1日: 定時制課程（昼間）1・2学年を全日制課程へ移行。
• - 1979年（昭和54年）: 国土調査により、稲垣村大字沼崎字幾世川6の4番地を幾世川6の1に合筆。
• - 2007年（平成19年）3月: 初めて分校独自の卒業式を挙行。
• - 2008年（平成20年）3月: 生徒募集を停止。
• - 2010年（平成22年）3月31日: 閉校。跡地には閉校記念碑が設置。

閉校後

閉校後、稲垣分校の跡地には閉校記念碑が設置され、その歴史を今に伝えています。また、校舎は改築され、つがる市の稲垣ふれあいセンターとして、地域住民の交流や学習の場として活用されています。

参考文献

• - 62年の伝統と誇りを胸に - 木造高稲垣分校が閉校式 (PDF) （「広報つがる」2009年（平成21年）11月号）- つがる市ウェブサイト

関連項目

• - 青森県高等学校の廃校一覧
• - 青森県立木造高等学校

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