青雲澄みて

うるま市歌「青雲澄みて」について

うるま市歌「青雲澄みて」は、沖縄県に位置するうるま市が制定した公式な市歌です。この曲は、作詞を知念仁照氏、作曲を普久原恒勇氏が手がけており、2005年に市が誕生した際に制定されました。

制定の経緯

2005年4月1日に、具志川市、石川市、勝連町、与那城町の4つの自治体が合併して新たに設立されたうるま市。市歌の制定は、市民の団結と郷土への愛情を育むと同時に、うるま市を広くアピールする目的で行われました。市歌の歌詞は159篇の応募の中から選ばれ、2007年に正式に発表されました。

特に注目すべきは、合併後わずか2年足らずで市歌の制定が実現したことです。多くの自治体では、合併後に新市歌の制定が遅れがちですが、うるま市は迅速な対応を見せました。市では新年の行事や成人式など、様々なイベントで市歌が歌われているとのことです。

市民音頭「うるま市音頭」

また、うるま市の音楽的文化を深めるために、2010年には合併5周年を記念して「うるま市音頭」が制定されています。この曲の作詞は石井昭吉氏、作曲は神谷幸一氏が担当しており、市歌と共にCDとして販売も行われています。市民参加型の音頭も非常に好評を博し、市民の一体感を強める役割を果たしています。

前身となった市町歌

うるま市の前身となる自治体、具志川市、石川市勝連町、与那城町は、それぞれ市歌を持っていました。具体的には、具志川市は1978年に「具志川市歌」を制定。作詞は平田嗣水氏、作曲は普久原恒勇氏です。一方、石川市も1980年に独自の市歌を制定。また、勝連町は1979年に町歌を、与那城町は1977年に「与那城村の歌」として曲を持っていましたが、1994年の町制施行に伴い名称が変更されました。

合併後、うるま市の公式サイトでは、これらの旧市町の歌について紹介していた時期もありましたが、2023年4月時点ではその紹介ページは消去されています。

まとめ

うるま市歌「青雲澄みて」は、市民の絆を深める重要な役割を果たし、市のアイデンティティを表現しています。また、旧市町から受け継いだ音楽文化も大切にし、新たに設立されたうるま市を象徴する音楽として、多くの市民に愛されています。市の音楽は、その土地の歴史や文化を反映し、次世代に繋がる大切な資源であると言えるでしょう。

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