静岡「葵」博

静岡「葵」博の概要

静岡「葵」博（しずおか「あおいはく」）は、静岡市で行われた地方博覧会であり、静岡市の市制110周年を記念したイベントです。この博覧会のテーマは「四百年の時を超えて 二十一世紀の地平をひらく」で、歴史を感じさせる多彩なコンテンツが用意されました。開催期間は2000年1月8日から2001年1月7日までの約一年間です。

開催情報

博覧会は、東静岡会場と駿府城広場の2つの会場で開催され、それぞれに特色のある展示やアトラクションが展開されました。会場間はシャトルバスで接続され、平日は30分、土日には20分毎に運行されていました。片道180円の料金で、所要時間は約15分です。

入場料金

- 大人: 1,000円

東静岡会場

位置

- JR東静岡駅北口広場

展示内容

• - 戦国体験館: ここでは、立体大型映像を通じて約7分間の戦国時代の合戦を体験することができる展示が行われました。

• - 駿府夢現館: CGやアーチスクリーン、立体音響システムを駆使し、約9分の演出を通じて来場者を魅了しました。

• - 東海道駿河路めぐり: 巨大迷路が用意され、訪れた人々は楽しみながら探索できる設計です。

• - 葵の館: NHKの大河ドラマ「葵 徳川三代」のメイキングや展示があり、ドラマの裏側を知ることができます。

• - 城下町ふれあい演舞場: イベントスペースとして使用され、様々なパフォーマンスが行われました。

駿府城広場

位置

- 駿府公園

展示内容

• - 巽櫓: 駿府城とその城下町の歴史に関する展示が行われ、来場者は城の成り立ちについて学ぶことができました。

• - 駿府城展: 特別展示として、東照公御尊像（東雲神社蔵）が目玉の一つとなり、多くの人々の注目を集めていました。

終わりに

静岡「葵」博は、静岡市の歴史を振り返りながら、未来に向けたビジョンを提示する場となりました。市制110周年を祝うこのイベントは、多くの人々にとって思い出深いものとなったことでしょう。市民や訪れた観光客にとって、歴史を体感し学ぶ貴重な機会を提供した「葵」博は今もなお、静岡の文化と歴史の一部として記憶されています。

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