静岡県立藤枝北高等学校

静岡県立藤枝北高等学校について

静岡県立藤枝北高等学校（しずおかけんりつ ふじえだきたこうとうがっこう）は、静岡県藤枝市に位置する県立の高等学校です。特にこの学校は、県内で3番目に設置された総合学科を持つ学校として知られています。多様な分野の学問を学べることが特徴で、園芸や食品、情報、環境化学、自然科学、人間社会など、6つの系列にわかれた科目から自由に選択することができます。さらに、学校設定教科として「食生活と環境」が設けられています。

歴史的な沿革

この学校のルーツは1903年にさかのぼり、静岡県志太郡立農学校として設立されました。1919年には県立に移管され、静岡県立藤枝農学校と改称。その後も様々な変遷を経て、1948年には静岡県立藤枝農業高等学校として新学制が導入され、定時制課程が設置されました。1949年には家庭科の別科が設けられ、その後1961年に現在の「静岡県立藤枝北高等学校」と改名されました。

1960年代から70年代にかけては、様々な学科が設置され、改編されながら校舎の改築工事も進められました。1980年代には農業科や園芸科といった学科が生産流通科や生活科学科に統合され、1994年には工業化学科がシステム化学科に改編されました。そして2003年、総合学科に編成し、まさに多様な選択肢を持つ学校として新たな一歩を踏み出しました。

校訓と学生生活

学校の校訓は「自彊不息」であり、これは自己の成長や挑戦を続ける姿勢を意味しています。この精神のもと、生徒は日々の学びや学校行事、部活動に積極的に参加しています。部活動は28の種類があり、運動部から文化部まで多岐にわたります。活動日は各部によって異なり、学校生活に活気を与える重要な要素となっています。特に、運動部は地域の大会などで活躍することも期待されています。

有名な卒業生

藤枝北高等学校からは多数の著名な卒業生が輩出されています。元焼津市長の清水丘一郎氏や、元藤枝市長の飯塚正二氏、さらには元日本弁護士連合会副会長の池谷信一氏などがその例です。また、元静岡県茶業試験場長の大石貞男氏や、元岡部町議の中山儀助氏（中山雅史の父）も卒業生として知られています。

アクセス

藤枝北高等学校へのアクセスは、しずてつジャストラインの中部国道線を利用し、成田山前停留所から徒歩約3分と非常に便利です。周囲は落ち着いた環境に囲まれており、学生たちが学びやすい条件が整っています。

このように静岡県立藤枝北高等学校は、歴史ある教育機関として地域社会への貢献を果たしつつ、多様な専門分野を学ぶ場を提供しています。未来を担う若者が、自らの可能性を広げるための学び舎となっているのです。

もう一度検索