静岡県道403号磐田掛川線

静岡県道403号磐田掛川線

静岡県道403号磐田掛川線は、静岡県磐田市二ノ宮を起点とし、袋井市を経由して掛川市上張に至る、全長18.4kmの県道です。この道路は、地域の交通を円滑にするだけでなく、小笠山総合運動公園（エコパスタジアム）へのアクセス道路としての役割も担っています。

路線概要

路線名: 静岡県道403号磐田掛川線
総距離: 18.4km
起点: 静岡県磐田市二ノ宮（静岡県道43号磐田福田線交点）
終点: 静岡県掛川市上張（静岡県道38号掛川大東線交点）

この道路は、磐田市、袋井市、掛川市という3つの市を結んでおり、地域住民の生活に欠かせない道路となっています。

歴史

この道路は、1995年2月1日に静岡県道256号磐田浅羽線から延長され、現在の路線として認定されました。その後、以下の様な段階を経て整備が進められました。

2001年: 掛川市上張 - 袋井市豊沢間が開通。
2003年8月26日: 豊沢トンネル - 袋井市岡崎間が開通。
2006年: 浅名北交差点（静岡県道41号袋井大須賀線交点）、中村交差点（静岡県道255号中野諸井線交点）が改良。
2008年3月19日: 高御所インターチェンジ付近が4車線化。
2009年7月7日: 袋井市岡崎 - 袋井市浅名間が開通。これにより、全線が開通。
2011年夏ごろ: 掛川市上張矢崎 - 掛川市梅橋間（小笠山総合運動公園中央 - 梅橋は静岡県道402号）の制限速度が60キロに引き上げ。
2015年3月7日: 二之宮バイパス（延長620メートル）が開通。

これらの整備により、交通の円滑化が図られました。

通過する自治体

静岡県

磐田市
袋井市
掛川市

主な接続路線

起点から順に、以下の県道と接続しています。

静岡県道43号磐田福田線
静岡県道258号豊浜磐田線
静岡県道255号中野諸井線
中遠広域農道
静岡県道41号袋井大須賀線
静岡県道251号袋井小笠線
静岡県道402号小笠山総合運動公園線
静岡県道38号掛川大東線

特徴と注意点

この道路は、小笠山総合運動公園の建設に伴い、旧静岡県道256号磐田浅羽線から延長されました。特に、掛川市平野から終点までは、高速道路並みの整備がされており、高御所・結縁寺インターチェンジが設置されています。これは、東名掛川IC、新東名森掛川ICを結ぶ「掛川西環状線（仮称）」の一部として建設されたためです。

ただし、一部区間は暫定2車線であり、制限速度も60km/hとなっているため、走行には注意が必要です。また、小笠山総合運動公園周辺には法多山尊永寺があり、正月には初詣客で渋滞することがあります。

過去には、中村交差点 - 浅岡バス停交差点間はカーブが連続し、歩道がなかったため、走行に注意が必要でしたが、2018年に歩道が設置され、安全性が向上しました。また、二瀬西橋周辺では、以前は歩道がないために、自転車が右側通行してしまうという問題がありましたが、2013年頃に歩道が整備され、改善されました。

起点の二之宮交差点は、右折レーンがないため、慢性的な渋滞が発生していましたが、2015年に二之宮バイパスが開通したことで、渋滞が緩和されました。さらに、2011年夏ごろから、掛川市上張矢崎交差点から国道1号梅橋交差点にかけて、制限速度が60キロに引き上げられましたが、速度超過の車両も多いため注意が必要です。

関連情報

静岡県の県道一覧
静岡県土木部

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