革命的労働者協会（解放派）

革命的労働者協会（解放派）について

革命的労働者協会（解放派）、通称赤砦社派は、日本の新左翼党派の一つであり、1999年に社会党社青同解放派から分裂して誕生しました。彼らのスローガンは「万国の労働者団結せよ！」であり、主な目的はプロレタリア世界革命の実現です。この組織は、特に山田茂樹を指導者として擁し、機関紙『解放』を発行しています。赤砦社派は、労働者の不平等や国家に対する抗議活動を重視しており、その中で国内外の問題に真剣に取り組んでいます。

歴史的背景

赤砦社派の起源は、革労協という団体にさかのぼります。分裂のきっかけは、1999年5月に明治大学で発生した「明大ゴスペル愛好会」との衝突でした。この事件を契機に、山田茂樹率いる穏健派と、徹底抗戦を主張する強硬派との対立が表面化しました。前者は平和的な解決を余儀なくされ、後者は主流派からの脱退を選び、結果的に赤砦社派として新たに結成されました。

内ゲバとその影響

赤砦社派の結成後、彼らは主流派の現代社派との激しい内ゲバに突入します。1999年から2004年の間に起きたこの内ゲバでは、5名が殺害され、5名が殺されるという痛ましい結果を招きました。特に結果として明治大学からの追放を受け、赤砦社派は新拠点を台東区に構えることとなります。

その後、赤砦社派は在日米軍基地や自衛隊のターゲットを絞り、放火事件や飛翔弾発射事件を頻繁に起こしました。2001年以降の彼らの活動は、明らかに警察に対する挑発を含むもので、公共の安全を脅かしています。

この内ゲバの中で発表された『6･13軍声明』は、赤砦社派と現代社派の全面戦争を象徴するものでした。双方は互いに襲撃を繰り返し、双方の活動家に多くの死傷者を出すとともに、まさに剣を交える戦火の中で政治的立場を激しく主張し合っていました。

現代の活動内容

近年、赤砦社派は脱原発の運動や在日特権を許さない市民の会からの批判に取り組み、各種のデモにも参加しています。2009年には機関紙の週刊化を実現し、都心でのデモ行進を計画して結果的に実行に移しました。また、彼らは新たな拠点を学校以外の場でも築くことで、全国的な活動の強化を図っています。各地の学生活動家や労働者とも連携し、全国的な労働組合運動交流会を通じて、より大規模な活動へと発展しています。

組織の展望

赤砦社派は現在、大学や労組を拠点にしながら活動を続け、大勢の支持を集めることを狙っています。特に東北大学や明治大学、宇都宮大学などにおいて定期大会や活動を展開し、組織の拡大を目指しています。

彼らの活動は、所謂「極左暴力集団」として警察に認識されており、いつも警戒の目が向けられています。今後の展望として、赤砦社派はさらなる組織強化と国際的労働者同士の連携を図り、プロレタリア革命を実現する意気込みを見せています。

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