韓流α

韓流αについて

『韓流α』（はんりゅうアルファ）は、2010年1月11日から2012年8月22日までフジテレビ系列で放送されていた韓国ドラマ枠です。この枠は、主に月曜日から金曜日の午後に設けられ、視聴者に人気の韓国ドラマを提供していました。

概要と放送内容

この放送枠は、以前の『チャンネルα』の一部を縮小して設立され、初期はその全体を『韓流α』に割り当てるという形をとっていました。放送は基本的には毎日行われましたが、年末年始や番組移行の際には休止期間があったため、全ての枠が『チャンネルα』に戻ってくることもありました。2012年からは不定期放送が主になり、制作局長が今後の韓流ドラマの放送予定がないことを発表したことで、視聴者にとって衝撃的なニュースとなりました。

フジテレビ以外でも、この『韓流α』の名称を使って韓国ドラマを放送していた局がいくつかありましたが、放送時間や作品は異なりました。例えば、テレビ西日本では平日14:05から15:55に不定期で放送されることがありましたが、フジ系列の他の局では『韓流α』の作品を放送していなかったところもありました。

初期の放送と視聴率

2010年には、韓国ドラマの『私の名前はキム・サムスン』が初回作品として放送され、その際は日本語吹替版とオリジナル音声を両方楽しめる格式が採用されました。この新しい放送スタイルは、視聴者から高い評価を受けました。また、第3作目となる『華麗なる遺産』では初回に9.7%の高視聴率を記録し、放送枠としての人気を確立しました。さらに、『韓流α夏祭り』として再放送を含む特番が多く放送されるなど、視聴率は安定していました。

2011年と2012年の展開

2011年になると、特別企画として『チャン・グンソク祭り』が放送され、その中で『美男（イケメン）ですね』の完全版などが盛り込まれました。この年も韓国ドラマの再放送が多数行われる一方で、3月11日には、震災関連の特別編成が放送され、通常のドラマは一時休止を余儀なくされました。しかし、3月22日に再開された際には、多くの視聴者がその日を待ちわびていたことでしょう。

2012年の初めには、チャン・グンソク主演の『ベートーベンウィルス』が再放送されましたが、その後放送枠は打ち切りとなり、他の枠に再編されることになりました。この頃には、韓国ドラマの傾向が変化してきており、新しい作品も次々放送されました。

結論

『韓流α』は、日本における韓国ドラマの普及に大きく貢献した放送枠でした。その放送形態や多様な作品群により、多くのファンを獲得し、視聴率も安定していましたが、最終的には放送の終了を迎えました。これにより、視聴者たちは新たな韓流コンテンツを求める時代を迎えることになりました。

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