音声入力メール

音声入力メールとは

音声入力メールは、NTTドコモが提供する携帯電話向けのサービスで、ユーザーがマイクに向かって話すことで、その音声をテキストに変換し、メール本文として入力できる機能です。このサービスは、アドバンスト・メディア社の分散型音声認識DSR技術『AmiVoiceR』を採用しており、高い認識精度を実現しています。

概要

音声入力メールは、当初は携帯電話の操作に不慣れなユーザーを対象とした「らくらくホンV」シリーズで初めて導入されました。その後、この便利な機能は多くのユーザーに支持され、現在では通常のFOMA端末でも利用できるようになりました。これにより、より多くのドコモユーザーが、音声による快適なメール作成を体験できるようになりました。

このサービスは、ネットワークを利用して音声認識を行うため、高度な処理を端末側で行う必要がなく、比較的低スペックの端末でもスムーズに利用できるのが特徴です。また、音声認識技術の進歩により、日常会話に近い自然な話し言葉でも高い精度でテキスト化できるため、キーボード操作が苦手な方や、移動中などで両手がふさがっている状況でも、手軽にメールを作成することができます。

対応端末

音声入力メールは、以下のドコモ端末で利用可能です。

らくらくホンシリーズ: らくらくホンV以降のすべてのシリーズで対応しています。
FOMA端末: 2009年夏以降に発売された一部のFOMA端末で利用できます。具体的な対応機種については、ドコモの公式サイトで公開されている「音声入力メール対応機種一覧」を参照してください。

これらの対応端末により、幅広いユーザーが音声入力メールの利便性を享受できます。

利用料金

音声入力メールの利用には、以下の料金が発生します。

基本料金: 月額210円
パケット料金: 音声入力を行う際にパケット通信が発生します。目安として、5秒間の音声入力で約84パケットの通信が発生します。パケット料金は、契約している料金プランによって変動します。

利用料金は、月額料金とパケット料金を合算して計算されるため、利用頻度に応じて料金が増減します。頻繁に利用する場合は、パケット定額プランへの加入を検討すると良いでしょう。

利用方法

音声入力メールの利用は簡単です。メール作成画面で、音声入力モードを選択し、マイクに向かって話すだけで、音声がテキストに変換されてメール本文に挿入されます。変換されたテキストは、必要に応じて修正も可能です。

メリット

音声入力メールの最大のメリットは、キーボード入力の手間を省けることです。特に長文のメールを作成する際や、キーボード操作が苦手な方にとっては、非常に便利な機能です。また、移動中や手がふさがっている状況でも、音声入力によって効率的にメールを作成できます。

デメリット

一方で、騒がしい場所や音声認識精度が低い環境では、誤変換が発生しやすいというデメリットもあります。また、音声入力時に発生するパケット料金にも注意が必要です。

関連項目

iモードメール
音声認識

外部リンク

* 音声入力メール | サービス・機能 | NTTドコモ

まとめ

音声入力メールは、ドコモの携帯電話で利用できる便利な機能で、音声認識技術を活用してメールを効率的に作成できます。キーボード入力が苦手な方や、移動中などで両手がふさがっている時にも、手軽にメールを作成できるため、多くのユーザーに役立つサービスです。対応機種や料金プランを確認し、ぜひ活用してみてください。

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