響(ひびき)について
響は、
ブシロードグループに属する声優プロダクションであり、女性声優が所属する「響」と男性声優の「HiBiKi」として区別されていますが、基本的には一つのプロダクションとして理解されています。声優としての枠を超えて、多岐にわたるエンターテインメント活動を展開している点が特徴的です。
概要
ブシロードグループの一部として、所属する声優は多くのメディアミックスプロジェクトに携わっており、映像作品や音楽の主題歌の制作、さらにはイベントの司会やゲスト出演などに広く関与しています。このように、声優業務を中心にしながら、様々なメディアやイベントに参画することで、プロダクションとしての存在感を示しています。
また、運営を担当する企業は設立以来、何度か変遷していますが、「響」というブランド名を冠する事務所としての姿勢は変わっていません。おかげで、リスナーやファンにとって、信頼できる存在として定着しています。最近では、響の名を冠したインターネットラジオ配信サービス『響 -
HiBiKi Radio Station -』もあり、声優たちが自らの声を通じてリスナーと交流しています。
声優活動の広がり
響では、声優としての活動だけでなく他の分野への展開も積極的に行っています。たとえば、声優の
橘田いずみは「
餃子評論家」としても知られるように、声優以外の活動も行っています。そして2015年からは『
BanG Dream!』というプロジェクトを立ち上げ、声優たちが自ら楽器を演奏し、ライブパフォーマンスを行うスタイルを確立しました。この活動には響およびHiBiKiの多数の声優が参与しており、アニメと音楽の融合を実現しています。
また、毎年開催されるオーディションにより、新たな才能を発掘することにも力を入れています。2016年からは、声優たちがミュージカルにも挑戦し、その後の舞台作品でも幅広い役柄を演じる姿が見受けられます。
ブシロードと
ネルケプランニングとの共同のもと、ミュージカルにおける声優活動を強化しており、オーディション合格者は響所属が義務付けられることもあります。
主な歴史
響は
2009年に設立され、その後いくつかのオーディションで多くの声優を迎入れました。例えば、2010年の「エリーを探せ!全国声優オーディション」の優勝者である
佐々木未来の加入によって、声優ユニット「ミルキィホームズ」が結成され、以降の活動が大いに盛り上がりました。このユニットは結果的に2019年1月に活動終了しますが、響の存在感を世に知らしめる重要な役割を果たしました。
また、2016年には初の公開所属オーディションを行い、様々な新しい顔ぶれを迎えました。その後も、響所属の声優たちが舞台や音楽活動に専念し、さらなる活動を展開しており、今後もその動向が注目されます。最近のページリニューアルによって、響とHiBiKiのページが分かれ、それぞれが特性を活かした情報発信を行うようになりました。これにより、ファンとの距離感を縮め、より親しみやすい存在となっているのです。
結論
響は、
ブシロードグループにおける声優プロダクションとして、多様なエンターテインメント活動を展開しています。声優業界の枠を超えて、音楽や舞台といった多彩なジャンルに進出し、ファンとのつながりを深める取り組みを行っています。彼らの今後の活躍に注目が集まる中、響はますます進化を続けていくことでしょう。