須田健太

須田健太（すだ けんた、1989年7月22日 - ）は、大阪府大阪市出身の元プロ野球選手（投手）。右投右打。

経歴

須田健太は、2006年11月に平安高等学校を中退し、野球の道を一度離れます。しかし、その才能は埋もれることなく、2007年1月にクラブチームのNOMOベースボールクラブに入団し、再び野球への情熱を燃やし始めます。

NOMOベースボールクラブでの活動は、彼の潜在能力を大きく開花させるきっかけとなりました。最速153km/hの速球を武器に、その名はアマチュア球界に轟き、同年8月には18歳以下の社会人で構成された「BFA AAAアジア野球選手権大会」の日本代表に選出されるという快挙を成し遂げます。さらに、9月に開催された全日本クラブ野球選手権大会では、1回戦の郡山クラブ戦に先発として登板し、その実力を遺憾なく発揮しました。

彼の潜在能力に注目したのは、MLBのシアトル・マリナーズでした。マリナーズは、将来性豊かな須田に熱心な勧誘を行い、2007年11月にマイナー契約を結ぶに至ります。こうして、須田は夢を追いかけ、アメリカの地へと渡ることになりました。

2008年、須田はA-級エバレット・アクアソックスでプロとしてのキャリアをスタートさせます。2試合に先発登板するも、0勝2敗、防御率16.62という結果に終わります。その後、ルーキー級AZLマリナーズに昇格し、12試合（うち先発7試合）に登板。ここでは、2勝2敗、防御率3.15と成績を向上させ、着実にステップアップを図りました。

2009年は、ルーキー級プラスキ・マリナーズで11試合（うち先発5試合）に登板し、3勝2敗、防御率4.76という成績を残します。また、ルーキー級AZLマリナーズでも3試合に登板しましたが、0勝0敗、防御率8.10と苦戦しました。マイナーリーグでの挑戦は、決して順風満帆とは言えませんでしたが、彼は常に前向きな姿勢で努力を続けました。

しかし、2010年3月31日、須田はマリナーズから自由契約となり、MLBへの挑戦は一旦、幕を閉じることになりました。短い期間ではありましたが、異国の地で得た経験は、彼の人生にとってかけがえのないものとなったはずです。

関連項目

大阪府出身の人物一覧
日本人のマイナーリーグ選手一覧

脚注

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB
The Baseball Cube
* Baseball-Reference (Register)

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