頼まれてないけど、一旦会議しましょう

『頼まれてないけど、一旦会議しましょう』（たのまれてないけど、いったんかいぎしましょう）は、毎日放送（MBS）が制作し、2016年から不定期に放送された日本のディベートバラエティ特別番組です。

この番組のユニークなコンセプトは、「頼まれていない」けれども、「一旦」特定の議題について会議を行うという点にあります。社会の片隅にある些細な疑問や、誰も正式には提起していないようなテーマを敢えて取り上げ、出演者が真剣かつ時にユーモラスに議論を交わす形式をとっています。

番組では、お笑いコンビ「さまぁ〜ず」の大竹一樹が「会議リーダー」として全体をまとめ、フリーアナウンサーの赤江珠緒が「進行」役を務めました。会議に参加する「会議出席者」は、タレント、文化人、専門家など、回ごとに様々な分野から招集されました。毎回異なる顔ぶれが集まることで、多角的な視点からの議論が展開されるのが特徴でした。

過去の放送には、以下のようなゲストが出演しています。

第1回: 堀潤、蛭子能収、峯岸みなみ（AKB48）、小峠英二（バイきんぐ）
第2回: 博多大吉（博多華丸・大吉）、蛭子能収、古市憲寿、小宮浩信（三四郎）、滝沢カレン、かじがや卓哉
第3回: 斎藤工、岡副麻希、中岡創一 (ロッチ)、堀口ミイナ、小峠英二 (バイきんぐ)
第4回: 蛭子能収、岡副麻希、堀口ミイナ、小峠英二 (バイきんぐ)

特に蛭子能収や小峠英二は複数回にわたって会議に出席しており、番組の色合いを形作る上で重要な役割を果たしました。ナレーションは主に水野悠希が担当し、会議の進行や VTR を盛り上げました。

この番組は単発の特別番組として、以下の日程で放送されました。

第1回: 2016年4月30日
第2回: 2017年2月11日
第3回: 2017年12月18日
第4回: 2018年5月5日

制作スタッフとしては、イースト・エンタテインメントが番組制作を担い、MBSが製作著作を務めました。総合演出・プロデュースは、イースト・エンタテインメント所属の佐久間大介が手掛けました。構成作家には永井孝裕やはしもとこうじなどが参加し、番組の議論の方向性や面白さを引き出す構成を担当しました。技術面では、CAM、音声、VE、音響効果、編集、MAなど多くの専門スタッフが関与し、番組のクオリティを支えました。

『頼まれてないけど、一旦会議しましょう』は、「誰も頼んでいない議題にあえて向き合う」という設定から生まれる予測不能な展開と、多種多様なゲストによる本音の議論が見どころのディベートバラエティ特番として、一部の視聴者に注目されました。

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