飯塚智広

飯塚智広のプロフィール

飯塚智広（いいづかともひろ、1975年9月28日生まれ）は、千葉県鎌ケ谷市出身の社会人野球選手であり、現在はコーチや監督としても知られています。彼は左投左打の外野手として活躍し、若い頃からその才能が注目されていました。

学生時代の経歴

飯塚は二松学舎沼南高校に進学し、主に投手としてプレーしました。高校3年生の時、春の県大会で優勝し、夏の大会でも決勝に進出。しかし、その後の甲子園では拓大紅陵高校に1-2で敗れ準優勝という結果に終わりました。高校卒業後は亜細亜大学に進学し、そこで外野手に転向しました。大学では井端弘和とともに1・2番打者を担い、当時の東都大学リーグで数々の実績を残しました。

彼の大学時代の成績は目覚ましく、特に2年春には2部リーグで12試合に出場し、打率.468を記録しました。大学での活躍が評価され、彼は翌1998年にNTT関東に入社しました。

社会人野球での活躍

NTT関東では、1998年に日本選手権でチームを初優勝に導き、優秀選手の称号を得ました。翌年には組織再編によりNTT東日本に転籍し、ここでも2番・センターのポジションでレギュラーに定着。彼はクリーンアップを打つ役割を担いました。

飯塚は入社1年目から国際大会の日本代表に選ばれ、2000年にはシドニーオリンピックの日本代表として活躍しました。身長163cmと小柄ながら、そのパワーを生かして都市対抗野球大会などの公式大会でしばしばホームランを記録しました。

引退とコーチ業

彼は2007年、都市対抗野球本大会出場を逃しましたが、セガサミーの補強選手として出場し、都市対抗野球本大会への10年連続出場を達成しました。しかし、同年限りで現役を引退しました。

引退後は、2008年に社業に就いた後、2009年からコーチとして現場に復帰しました。2014年には監督に昇格し、2017年には第88回都市対抗野球大会でチームを優勝に導くなど、多くの成果を上げました。2021年には準決勝進出を果たし、その年12月に監督を退任しました。

現在の活動

2022年からはNHKの高校野球解説者として活動を開始し、2023年8月1日付で母校の亜細亜大学硬式野球部の外部コーチに就任しました。そこで彼は友人であり野球部同期の井端弘和とともに新たな挑戦を迎えています。飯塚智広は、今後も野球界での影響を続けることでしょう。

代表歴と栄誉

飯塚は、1998年の第13回アジア競技大会や1999年の四カ国対抗戦、さらにはシドニーオリンピック壮行試合など、多くの国際大会に出場しています。また、都市対抗野球本大会では10年連続出場という偉業を成し遂げ、多くのファンから愛される選手でした。彼のキャリアは、多くの若手選手にとっての模範であり、これからの指導者としての成長に期待が寄せられています。

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