飯綱町議会

飯綱町議会の概要

飯綱町議会は、長野県飯綱町に位置する地方議会です。この議会は、議員15名で構成されており、任期は4年間です。選挙は町全体を1つの選挙区とする大選挙区制を採用し、単記非移譲式で行われています。議長は無所属の青山弘氏、副議長には公明党の原田幸長氏が就任しています。

会期の運営

飯綱町議会は、年に四回、3月、6月、9月、12月に定例会を開催し、必要に応じて臨時会も設けています。議会運営は、議会運営委員会と常任委員会によって円滑に進められています。

委員会の構成

• - 議会運営委員会 では、会議の日程や議事の進め方などについて協議し、定数は6名です。
• - 常任委員会 は、本会議で提案される議案を詳細に審査するために設置された専門的な常設委員会です。
• - 特別委員会 は、特定の案件に関して専門的に調査や検討を行うために設けられます。

議会改革の取り組み

近年、飯綱町においては、第三セクター（スキー場）の経営破綻を契機に、議会と行政の責任が再認識されました。これを受けて、2008年1月から議会改革について検討が始まり、同年2月には町民アンケートが実施されました。その結果、議会の現状に否定的な意見が76%以上を占めたため、議会は改革に向けて動き出しました。

具体的な改革内容として、町民が求める議会の姿が「開かれた議会」「活発な討論が行われる議会」などに集約されました。これを実現するため、以下の取り組みが掲げられました。

• - 一問一答方式の導入
• - 議会の議決と説明責任を町民に対して果たす
• - 住民参加を促進する
• - 情報公開の推進
• - 議員相互の討議の強化

これらの取り組みは、町民との懇談会や政策サポーター制度、議会広報モニター制度の導入を通じて進められています。

政策サポーター制度

飯綱町議会では、町民が政策サポーターとして参加する制度も取り入れています。この制度では、行財政改革や人口増加対策に関する討議が行われ、提言書として町長に提出されます。

例えば、提言から生まれた「飯綱町集落振興支援基本条例」では、集落の振興を支援するための「集落支援プログラム」の実施が義務付けられています。これにより、議会は毎年その成果や課題を報告することとなっています。現在、この制度から生まれた議員は3名おり、議員不足の解消にも貢献しています。

結論

飯綱町議会は、地域の声を積極的に取り入れ、開かれた議会を実現するための努力を続けています。これにより、町民との良好な関係を築きながら、行政と協力して地域の発展を目指す姿勢が評価されています。これらの取り組みを通じて、飯綱町の地方自治がより良い方向に進むことが期待されています。

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