飴谷由毅

飴谷 由毅

飴谷 由毅（あめたに よしき）は、1999年3月16日に富山県で生まれた日本のプロバスケットボール選手です。彼は主にシューティングガード（SG）およびスモールフォワード（SF）のポジションを務めます。現在の所属チームは、Bリーグに加盟する鹿児島レブナイズです。

経歴

富山県出身の飴谷選手は、高校時代を富山工業高校で過ごし、卒業後に大東文化大学へ進学し、バスケットボール部で活動しました。大学バスケットボール界では、その才能が注目され、特に2020年に開催されたオータムカップでは、優れたパフォーマンスを発揮し、優秀選手賞を受賞するなど、その実力を証明しました。

大学に在籍しながら、プロリーグでの実戦経験を積むため、特別指定選手制度を活用しました。この制度は、全日本大学バスケットボール連盟が定める条件を満たした選手が、大学に在籍しながらBリーグクラブと契約し、公式戦に出場できるというものです。飴谷選手は、地元のB1リーグクラブである富山グラウジーズと、大学在学中の2019年と2020年の二度にわたり、特別指定選手として契約。これにより、大学に籍を置きながらも、日本のトップリーグであるB1の舞台で経験を積む貴重な機会を得ました。

特別指定選手としての経験を経て、大学卒業を控えた2021年、飴谷選手はプロバスケットボール選手としての本格的な一歩を踏み出します。特別指定選手としてプレーした富山グラウジーズと、改めて正式なプロ契約を締結しました。これにより、B1リーグの選手としてキャリアをスタートさせ、プロの舞台での日々を過ごしました。

富山グラウジーズでのプロキャリアを経て、2023年には新たな環境へと活動の場を移しました。この年、B3リーグに所属する立川ダイスへの移籍を発表しました。立川では、B3リーグという異なる環境でプレーし、選手としてさらなる経験と成長を追求しました。チームにおける役割やプレーの幅を広げる一年となりました。

立川ダイスでのプレーを終え、2024年には再び所属チームを移すことになります。2024年6月10日に、鹿児島レブナイズへの移籍が発表されました。鹿児島レブナイズは、2023-24シーズンにB3リーグで優勝し、B2リーグへの昇格を果たしたチームです。飴谷選手は、昇格を果たしたばかりの鹿児島レブナイズの一員として、新たなB2リーグでのシーズンに臨むことになります。新天地での活躍が期待されています。

日本代表としての経験

学生時代には、日本の将来を担う世代の代表としても活動した経験があります。2018年度には、U-22（22歳以下）日本代表チームのメンバーに選出されました。また、2019年度には、U-22日本代表候補が集まるスプリングキャンプにも参加しており、若手強化育成における代表活動に関わった経歴も持っています。

結び

富山県出身の飴谷由毅選手は、大学時代に特別指定選手としてBリーグを経験し、富山グラウジーズでプロキャリアを開始しました。その後、立川ダイスを経て、B2へ昇格した鹿児島レブナイズに移籍するなど、着実にステップアップしています。シューティングガードとスモールフォワードをこなすプレースタイルと、若くして世代別日本代表も経験した実績を持つ彼の、今後のプロキャリアにおけるさらなる発展が注目されます。

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