香川県医師会

一般社団法人 香川県医師会

一般社団法人 香川県医師会（いっぱんしゃだんほうじん かがわけんいしかい、英称: Kagawa Medical Association）は、香川県において医療活動を行う医師をもって構成される専門職能団体であり、一般社団法人としての法人格を有しています。その主たる目的は、会員である医師の学術および倫理水準の向上を図るとともに、香川県における医学、医術の発達普及に寄与し、もって県民の健康と福祉の向上に貢献することにあります。

本部は、香川県の県都である高松市に置かれており、具体的な所在地は香川県高松市浜ノ町73番4号です。この本部を中心に、県内の医師会活動の統括や、関係機関との連携が図られています。

組織体制

香川県医師会は、県内で活動する多数の医師によって成り立っており、その活動は執行部によって運営されています。現在の執行部では、会長に森下立昭氏が就き、副会長には永尾隆氏、広畑衛氏らが名を連ねています。これらの役員を中心に、医師会の事業計画の策定や実行、会員間の連携強化などが推進されています。

また、県内各地には地域に根ざした医療提供体制を支援するため、複数の郡市医師会や地区医師会、大学医師会が組織されています。これらの支部組織は、それぞれの地域の実情に応じた活動を展開しており、県医師会全体のネットワークを形成しています。

具体的には、以下のような郡市医師会などが活動しています。

高松市医師会
坂出市医師会
丸亀市医師会
三豊・観音寺市医師会
仲多度郡・善通寺市医師会
小豆郡医師会
木田郡医師会
大川地区医師会
綾歌地区医師会
香川大学医師会

これらの地域組織が連携し、県民が安心して医療を受けられる環境づくりに貢献しています。

主な活動内容

香川県医師会は、設立目的に沿って多岐にわたる活動を行っています。例えば、地域医療の推進においては、病診連携や多職種連携の促進を通じて、切れ目のない医療提供体制の構築を目指しています。また、救急医療体制の維持・向上にも積極的に関与しています。

県民の健康増進のため、各種健診事業（がん検診、特定健診など）や予防接種事業への協力、健康教育や啓発活動を実施しています。学校保健や産業保健の分野においても、専門的な立場から協力・支援を行っています。

会員である医師向けには、最新の医学知識や医療技術に関する研修会、学術講演会などを開催し、生涯教育を支援しています。さらに、医業経営に関する情報提供や相談支援なども行い、医師が安心して医療に専念できる環境整備にも努めています。

行政との連携も密に行っており、医療制度や政策に関する提言、意見交換などを通じて、より良い医療提供体制の実現を目指しています。

関連団体

香川県医師会は、全国組織である日本医師会の都道府県支部として位置づけられており、日本医師会の方針や活動と連携しています。また、医療政策の推進に関わる厚生労働省や、医師の政治活動を支援する日本医師連盟といった団体とも関係を持ち、広範な視点から日本の医療課題に取り組んでいます。

これらの活動を通じて、香川県医師会は、県内の医療水準の維持向上と県民の健康な生活の実現に不可欠な役割を担っています。

外部リンク

* 香川県医師会（公式ウェブサイト）

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