香川県立アリーナ

香川県立アリーナ：新たなスポーツ・文化交流拠点

香川県高松市サンポートに誕生した香川県立アリーナ（愛称：あなぶきアリーナ香川）は、2025年2月24日にオープンした最新の屋内競技施設です。中四国地方最大級の規模を誇り、スポーツ大会からコンサート、見本市まで、多様なイベントに対応できる多機能アリーナとして、地域の活性化に貢献することが期待されています。

最新施設と充実の機能

アリーナは、メインアリーナ、サブアリーナ、武道施設兼多目的ルームの3つの主要施設で構成されています。これらの施設は、高さを抑えた一枚屋根で繋がれており、一体感のあるデザインが特徴です。

メインアリーナ: 5024席を擁し、大規模なスポーツイベントやコンサートに対応可能です。VIPルームも完備されています。
サブアリーナ: 1002席を備え、各種スポーツの練習や小規模なイベントに最適です。
武道施設兼多目的ルーム: 327席を有し、武道の練習や地域住民の交流スペースとして活用できます。

その他、トレーニングルーム、交流エリア、ホワイエなど、利用者のニーズに応じた様々な施設が充実しています。駐車場も東と西に完備され、アクセスも便利です。

オープニングイベントと今後の展望

こけら落とし公演として、サザンオールスターズのライブツアーが開催され、2日間で約14000人を動員しました。これにより、アリーナは新たな文化発信拠点としての役割を担うことになります。今後は、様々なスポーツイベントやコンサートの開催が予定されており、地域に賑わいをもたらすことが期待されます。

旧香川県立体育館（船の体育館）

香川県立アリーナの建設に伴い、惜しまれつつ閉館したのが、旧香川県立体育館、通称「船の体育館」です。その独特な外観は、多くの人々に愛されてきました。

歴史と特徴

旧体育館は、1964年に丹下健三氏の設計によって建設されました。その斬新なデザインから「船の体育館」として親しまれ、長年にわたり地域のスポーツ振興に貢献してきました。しかし、老朽化のため2014年に閉館。

保存運動と解体

閉館後、建物の保存を求める運動が起こりましたが、耐震性の問題から解体が決定されました。現在、解体工事が進められていますが、3D測量や動画による記録保存が行われています。

仕様

第1トレーニングルーム
第2トレーニングルーム
第3トレーニングルーム
アリーナ
バスケットボール2面、バレーボール3面、バドミントン8面、ハンドボール1面、卓球26台、ソフトテニス2面、体操競技一式などに使用可能

アクセス

旧体育館

鉄道：ことでん志度線松島二丁目駅から徒歩15分
バス：ことでんバス県立体育館前停留所下車、徒歩2分

新体育館

鉄道：JR四国高松駅から徒歩4分、ことでん琴平線・長尾線高松築港駅から徒歩6分
バス：ことでんバス高松駅停留所下車、徒歩4分
高速バス：各社高松駅停留所下車、徒歩6分
* 航路：高松港フェリー乗り場から徒歩2分、高速艇乗り場から徒歩5分

まとめ

香川県立アリーナは、最新の設備と充実した機能を備えた、四国地方を代表する多目的アリーナです。地域住民のスポーツ振興や文化交流の拠点として、今後の発展が期待されます。また、旧香川県立体育館の歴史と保存運動は、地域の文化遺産を未来に引き継ぐための重要な教訓として、記憶されるでしょう。

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