馬っこ先生/津軽のふるさと

「馬っこ先生／津軽のふるさと」は、1953年1月15日にリリースされた美空ひばりのシングルレコードです。このシングルは、当初「馬っこ先生」がA面、「津軽のふるさと」がB面として発表されました。

しかし、「津軽のふるさと」は、その哀愁を帯びたメロディーと、津軽地方の情景を思い起こさせる歌詞が多くの人々の心を捉え、テレビやラジオでの歌唱機会が増加しました。特に、1988年4月に行われた美空ひばりの復帰公演「不死鳥 美空ひばり in TOKYO DOME ～翔ぶ!! 新しき空に向って～」では、「津軽のふるさと」が披露され、その人気を不動のものとしました。

「津軽のふるさと」は、前年に発表された「リンゴ追分」に続き、青森県のご当地ソングとしても広く認知されています。リンゴの産地として有名な青森県の風景を歌い上げたこの曲は、多くの人々に故郷を想わせる情感豊かな一曲として、長く愛されています。

オリジナル盤の収録曲は以下の通りです。

馬っこ先生
作詞・作曲: 米山正夫
編曲: 松尾健司
松竹映画『リンゴ園の少女』主題歌
津軽のふるさと
作詞・作曲: 米山正夫
編曲: 米山正夫

1966年に再発売された盤では、以下のように変更されています。

津軽のふるさと
作曲: 米山正夫
作詞: 米山正夫
編曲: 大西修
リンゴ追分
作詞: 小沢不二夫
編曲: 山屋清

「津軽のふるさと」は、松山千春によってもカバーされており、2010年に発売されたアルバム『リスペクト 美空ひばり「津軽のふるさと」』に収録されています。

この楽曲は、1953年の音楽シーンを代表する一曲であるとともに、東北地方、特に青森県のご当地ソングとしても重要な位置を占めています。美空ひばりの歌唱力と、米山正夫の作曲センスが光るこの作品は、時代を超えて多くの人々に愛され続けています。

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