馬場ゆかり

馬場 ゆかり

日本を代表する女子プロゴルファーの一人、馬場 ゆかり（ばば ゆかり）氏は、1982年12月30日に福岡県八女市に生まれました。血液型はA型。プロゴルファーである妹の馬場由美子氏とともに、姉妹でゴルフ界に名を連ねています。

国内女子ツアーにおいては特に小柄な選手として知られ、身長は149cm。しかし、その小さな体格からは想像できないほどダイナミックなショットを武器とし、多くのギャラリーを魅了してきました。

ゴルフとの出会いは小学校2年生の時。父親の勧めがきっかけとなり、クラブを握り始めました。その後、久留米市立久留米商業高等学校へ進学。高校在学中の3年生時には、日本ジュニアゴルフ選手権競技で3位タイに入るなど、アマチュア時代からその才能の片鱗を見せていました。

2002年にはプロテストに見事一発で合格し、プロゴルファーとしてのキャリアをスタートさせました。プロ転向後の2004年、ヨネックスレディスゴルフトーナメントにおいて、当時トップ選手であった不動裕理選手を抑え、待望のツアー初優勝を飾ります。これは彼女のキャリアにおける大きな一歩となりました。

続く2008年にはライフカードレディスゴルフトーナメントで優勝。最終日にホールインワンを達成するという劇的な展開で、4年ぶりとなる通算2勝目を挙げ、再び注目を集めました。同年7月には、海外メジャー大会である全英リコー女子オープンへの出場も果たし、国際舞台での経験を積んでいます。

そして2011年10月2日には、ゴルフ日本一を決める公式戦、日本女子オープンゴルフ選手権競技で優勝。愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースで行われたこの大会での勝利は、自身初の公式戦タイトル獲得であり、長年の目標を達成するものでした。この優勝により、トップ選手としての地位を確固たるものにしました。

その後も安定した成績を残し、2004年から2014年までの11シーズンにわたり、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)ツアーの賞金ランキングに基づくシード権を連続して獲得するなど、長きにわたりトップレベルでの活躍を続けました。

プロとしての所属先は、ミュゼプラチナムを経て、2016年シーズンからはSMBC日興証券に所属しています。

しかし、2015年シーズンは右手首の怪我に苦しみ、思うようなプレーができない時期が続きました。その結果、賞金ランキングは53位となり、惜しくも長年保持してきたシード権を失うこととなりました。

プライベートでは、2019年12月30日、自身の37歳の誕生日に一般男性との結婚を発表。新たな人生のスタートを切りました。

小柄ながらもダイナミックなプレーと、ツアーでの複数優勝、公式戦制覇、そして長期間にわたる安定した活躍は、多くのファンに記憶されています。

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