駐日ルクセンブルク大使館

駐日ルクセンブルク大使館について

駐日ルクセンブルク大使館は、ルクセンブルクが日本の首都である東京に設置している大使館です。ルクセンブルクと日本の友好関係を象徴する存在であり、両国間の交流を促進する重要な役割を担っています。大使館は、千代田区四番町に位置するルクセンブルクハウスという建物の中にあります。

歴史

ルクセンブルクと日本の外交関係は、1927年に初代公使の安達峯一郎がルクセンブルク大公シャルロットに信任状を捧呈したことから始まりました。しかし、第二次世界大戦の影響により、両国間の関係は一時的に中断されました。当時、ルクセンブルクは亡命政府が連合国を支持し、ナチス・ドイツに対する敵対政策を採ったため、ドイツと同盟関係にあった日本とは形式的ながらも戦争状態となりました。

戦後、1952年のサンフランシスコ平和条約の発効により日本が独立すると、1953年3月10日に日本とルクセンブルクの間で公文が交換され、国交が回復しました。そして、1987年3月には駐日大使館が開設され、両国間の関係は新たな段階へと進みました。

1989年2月には、大使ジャン＝ルイ・ヴォルツフェルトが大公ジャン、同妃ジョセフィーヌ、外務担当国務大臣ロベール・ゲッベルスと共に昭和天皇の大喪の礼に参列しています。

2001年には、千代田区四番町に大使館と大使公邸などを含むルクセンブルクハウスが起工され、2003年に竣工しました。同年4月には、それまで別々の場所にあった大使館や大使公邸がルクセンブルクハウスに移転し、同年9月3日には大公アンリ臨席のもと新大使館の開館式典が盛大に執り行われました。式典には、憲仁親王妃久子、副首相・外務大臣リディー・ポルファー、経済・運輸大臣アンリ・グレーテンをはじめとする両国の来賓が参列しました。

2019年5月16日には、大使ピエール・フェリングが皇居で天皇徳仁に信任状を捧呈し、令和時代に初めて信任状を捧呈した駐日大使となりました。

所在地

大使館は、以下の場所に位置しています。

日本語: 〒102-0081　東京都千代田区四番町8-9 ルクセンブルクハウス1F
英語: Luxembourg House 1F, Yonbanchō 8-9, Chiyoda-ku, Tokyo 102-0081

大使

2024年10月24日より、ミシェル・レーシュが特命全権大使を務めています。

管轄区域

駐日ルクセンブルク大使館は、日本全土に加えて、大韓民国およびフィリピンを管轄しています。

ルクセンブルクハウス

ルクセンブルクハウスは、大使館と大使公邸を含む複合施設であり、地下1階、地上12階建ての建物です。この建物は、ルクセンブルクと日本の友好関係を象徴するランドマークとなっています。

関連項目

日本とルクセンブルクの関係
在ルクセンブルク日本国大使館

外部リンク

駐日ルクセンブルク大使館
駐日ルクセンブルク大使館Facebook
* ルクセンブルグハウス／大使館と大使公邸がひとつ屋根の下に!

もう一度検索