駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場

駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場

駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場は、東京都世田谷区にある東京都のスポーツ施設で、2017年7月に新たにオープンしました。この施設は、1964年の東京オリンピックを記念して設立された公園内にあり、当時はバレーボールのメイン会場としても使用されました。特に、日本の女子バレーボールチーム「東洋の魔女」が優勝したことでも広く知られています。

歴史とリニューアル

もともとは1964年の東京オリンピックに向けて整備され、以来、様々な室内スポーツに利用されてきましたが、1993年に一度リニューアルした後は、約50年近くもの間、老朽化が進行していました。そのため、再度の全面改築が決定されたのです。2014年には、改築に伴うメモリアルイベントを開催し、関東大学女子1部リーグの公式戦や、当時の代表チームを招いたクロージングセレモニーも執り行われました。

改築工事は2014年7月に始まり、2017年7月に新しい屋内球技場が完成しました。しかし、新しい施設が開館した直後の2017年8月には豪雨が影響し、一部が浸水して利用が一時中止されるトラブルも経験しています。

施設の多機能性

新しい屋内球技場では、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、フットサルなど、様々な競技が行えるよう設計されています。特に、バレーボールのコートを2面、または3面設置することが可能です。また、ハンドボール1面、フットサル1面、卓球では最大28台が設置できるスペースも提供されています。収容人数は1558席、その内26席が車椅子用となっており、観客が多様な競技を楽しむことができる環境が整っています。

さらに、この施設は2025年に開催予定のデフリンピック（聴覚障碍者のための国際スポーツ大会）でも使用される見込みであり、ハンドボールやレスリングの競技会場に指定されています。

アクセスと周辺施設

駒沢オリンピック公園へのアクセスは、東急田園都市線の駒沢大学駅から徒歩で約15分、またはバスを利用することでもアクセス可能です。公園内には陸上競技場、硬式野球場、さらには第1、第2の球技場や体育館など、スポーツを楽しむための多様な施設が揃っています。

まとめ

駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場は、その多機能性と歴史的背景から、東京地域のスポーツ文化に貢献する重要な施設です。2017年のリニューアルを経て、さらなる発展が期待されるスポーツの拠点と言えるでしょう。

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