高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ関東

高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プリンスリーグ関東は、若手サッカー選手の成長と実力を競う重要なリーグです。本大会は、リーグ戦形式で行われ、参加チームは合計10チームとなります。

大会概要

このリーグでは、各チームが2回戦総当たりの形式で対戦します。試合は90分間にわたって行われ、勝敗が決まらない場合は引き分けとされます。ランキングの上位3チームは、プレミアリーグの参入戦に進む権利を得ますが、下位のチームは都道府県リーグに降格することになります。また、次年度のリーグには、前年度のプリンスリーグ関東参入決定戦を勝ち上がった2チームが昇格します。

参加チームは、前年度のプレミアリーグから降格した1チーム、7チームが前年度のプリンスリーグ関東に残留したチーム、さらに前年度の参入決定戦で勝ち上がった2チームで構成されました。

リーグ戦の展開

リーグ戦は混戦の中で進行し、最終第18節で前橋育英高校が見事に優勝を果たしました。彼らは、2位の流通経済大柏高校、3位の三菱養和SCユースと共にプレミアリーグ参入戦に挑み、流通経済大柏高校が昇格を決定しました。

前橋育英高校は第13節から第16節までに4連勝し、リーダーシップを発揮しました。第17節では、プレミアリーグ参入戦のライバルである三菱養和SCユースに勝利し、上位3位内を確保することに成功します。最終節では敗北を喫したものの、他チームの敗北により優勝が決まりました。彼らはプレミアリーグ参入戦ではジュビロ磐田U-18にPK戦で敗れ、昇格には至りませんでしたが、群馬県代表として全国大会での優勝を果たしました。なお、その年に入団した松田陸はガンバ大阪、渡邊泰基はアルビレックス新潟へ進みました。

流通経済大柏高校は、夏の高校総体での優勝を経て、シーズン通して好調を維持しました。第12節で前橋育英高校には敗れましたが、その後の試合では5勝1分の成績を残し、無事に2位を獲得。プレミアリーグへ復帰しました。そして選手権では千葉県代表として決勝に進出するものの前橋育英高校に敗れ、準優勝となりました。

三菱養和SCユースは最終戦で敗戦し3位となりましたが、プレミアリーグ参入戦に出場。だが、富山第一高校に敗北し、昇格を逃しました。高校2年生の中村敬斗は「飛び級」でガンバ大阪に入団しました。

川崎フロンターレU-18は前橋育英高校に勝利しましたが、得失点差のため4位に終わり、プレミアリーグ参入戦には出場できませんでした。東京ヴェルディユースでは藤本寛也がトップチームに昇格し、また、山梨学院高校はこの年の高校選手権に山梨県代表として出場しました。ジェフユナイテッド市原・千葉U-18からは2名がトップチームに昇進しました。

都県リーグへの降格

プレミアリーグからは横浜F・マリノスユースと大宮アルディージャユースの2チームが降格。それに伴い、プリンスリーグ関東からはジェフユナイテッド市原・千葉U-18、横浜FCユース、鹿島学園高校の3チームが降格することとなりました。

参入決定戦

2018年度のプリンスリーグ関東に参加する2チームを決める参入決定戦は、12月23日と25日の2日間に実施されました。この戦いによって、矢板中央高校と桐生第一高校が新たに参入を果たしました。

まとめ

このように、2017年度の高円宮杯U-18サッカーリーグプリンスリーグ関東は、選手たちの成長、さらにはチームの名声をかけた手に汗握る争いが繰り広げられました。各地からの若き才能に期待が寄せられます。

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